人気女優・松本穂香が演技に目覚めたきっかけ「先輩に褒められたのが嬉しくて…」
今、最も多忙な女優かもしれない――。彼女が昨年から今年にかけて出演した映画の数は8本。ドラマも含め、出演作品が途切れないのは、その演技力が高く評価されているからにほかならない。
最新の出演映画『ミュジコフィリア』では、ヒロイン・浪花凪を好演。劇中では歌も披露した。
「私は声が低いのでサビの高い部分は大変でしたけど、京都の賀茂川で歌うシーンが素敵で気持ちよく歌えたと思います。コロナ前はカラオケに行って、カネコアヤノさんのような落ち着いた曲が好きで歌ってました」
演技派女優としての階段を上る彼女だが、演技に目覚めたきっかけは?
「誰かに影響を受けたといったことはなくて、ただ単に興味があったから飛び込んでみました。私、そういうところは行動的なんです。高校で入部した演劇部の先輩に褒めてもらえたのが嬉しくて。だから今も続けているのかもと思うくらい印象的でした。やっぱり怒られるの嫌ですし(笑)」
同時期に異なる役を演じることも多いはず。そこでの頭の切り替え方は?
「サクッと切り替えられるタイプではないので大変です。役者はその繰り返しだってわかっているけど、その役を離れるのが寂しくなるときもあります。ただ私は芝居に関して『備わっているものがない』と思っているので、そのぶん頑張るしかないんです」
何者でもないと思うからこそ、ストイックに役者人生もまだまだイントロ部分。その吸収力で、松本穂香オリジナルの旋律を奏でてほしい。
【松本穂香】
’97年、大阪府生まれ。’15年デビュー。’17年に出演した連続テレビ小説『ひよっこ』で注目を集め、以降『おいしい家族』『みをつくし料理帖』などの映画で主演を務める。11月19日公開の最新出演作『ミュジコフィリア』は、同名漫画が原作
取材・文/松本まゆげ 撮影/中村和孝 スタイリング/李 靖華 ヘアメイク/尾曲いずみ(STORM)
※週刊SPA!11月2日発売号より
先輩に褒められたのが嬉しくて、今も続けているのかも
サクッと切り替えられるタイプではない
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