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『ドラゴン桜』を見た東大生が「不合格組も実は勝者」だと伝えたい理由――2021年ベスト5

2021年(1月~11月)、日刊SPA!で反響の大きかった記事ベスト5を発表。TVドラマから懐かしの芸能人まで「エンタメ」部門の第1位は、こちら!(初公開日 2021年6月28日 記事は取材時の状況)  *  *  *  現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

『ドラゴン桜』の印象的なセリフ

 皆さんは昨日放送の日曜劇場『ドラゴン桜』最終回をご覧になったでしょうか? 昨夜は「#ドラゴン桜」タグがTwitter上で世界トレンド1位を獲得するなど、大盛り上がりでしたね。  東大専科メンバーたちの合否の結果や、学園売却の顛末についてなど、さまざまなことについて気持ちのいいオチがついた同作ですが、なんといっても印象的なのは「お前ら、いますぐ東大に行け!」というセリフでしょう。 『ドラゴン桜』ドラマの第2シリーズとなる本作でも、阿部寛演じる桜木先生がそう言い放つシーンがありました。

夢を与えこそすれど、何かを奪うことはない

 僕はこの言葉は非常に社会的にも意義が大きいと考えています。『ドラゴン桜』というドラマは、人々に夢を与えこそすれど、何かを奪うことはしていません。  むしろ、「バカでもなんでも東大を目指してもよい」という挑戦のきっかけを与えるという意味で、とてもいいセリフだと思うのです。  しかし、このセリフに大きな拒否反応を示す人々がいます。  彼らは「結局、才能だから」といい、実際に『ドラゴン桜』のような来歴を持つ合格者を見ても「この人たちは才能があったから東大に受かったんだ」と平気な顔で言い放ちます。驚くことに、東大生の中にもこのようなことを言い出す人がいるのです。
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『ドラゴン桜』が伝える本当のメッセージ
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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