自然と深い眠りにつける!「寝る前の90分間」にやるべき4つのこと
スリープコーチの矢野達人と申します。これまで運営する快眠サロンや企業セミナーを通じて、約2万人の睡眠をサポートしてきました。また、最近では1日を90分×16サイクルと捉えて管理する「R90テクニック」というメソッドを元に、五輪選手などアスリートへのスリープコーチングも行っています。
そんな経験から、皆さんが「日々のパフォーマンスを最大化させる」ための、睡眠改善のテクニックをお伝えしていきます。
前回の記事では朝の90分の使い方で1日のパフォーマンスを高める、モーニングルーティンについてお話しました。今回は逆に、夜寝る前の90分間の使い方です。
その目的はハイリカバリーをすること。快眠によって回復を最大化させるための夜のルーティンについてお伝えします。
眠る前の90分間の行動をルーティン化することでどんなメリットがあるか。最たるものは「このあと睡眠に入る」と脳が記憶してくれることです。それによって、ルーティンワークを始めるだけで副交感神経優位(リラックスモード)に切り替わりやすくなり、スムーズな入眠かつ深い睡眠に入りやすくなります。
「夜=寝室=睡眠」と、脳に覚えさせることが大切なのです。
この逆が、「夜=寝室=スマホ」というルーティンになってしまい、なかなかスムーズに入眠できない状態です。思い当たる人も多いのではないでしょうか?
人の脳というのは、場所と行動と感情をセットで記憶します。布団に入ったときにスマホを見て何か情報を脳に入れることが習慣化してしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまいます。
睡眠は脳を休ませるための時間です。直前に脳に情報を入れてしまうのはなるべく避けてください。仮にスマホを見るにしても、せめて布団に座った状態で見ること。寝ると決めて横になったら触らないようにしていくと、3~4日もすれば、横になったときに急に眠気が深くなるのを感じられるようになると思います。
寝る前の行動をルーティン化することで脳に暗示をかける
入眠前の悪習慣とは?
スリープコーチ。上級睡眠健康指導士。(一社)オルソスリープアカデミー代表理事。2016年に「快眠ほぐしサロン すいみん」(大阪市)をオープンし、約2万人の睡眠をサポート。また、企業向けに睡眠セミナーも実施してきた。2022年2月からニック・リトルヘイルズ氏と正式に契約し、アスリートに向けた睡眠指導も本格化。社会全体の睡眠の質を高めるために奮闘している。Instagram(@tatsutoyano)Twitter(@yanotatsuto)
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ