モスバーガー「シェイクにチキンをダイブ」だけじゃない。実は美味い裏レシピを“中の人”が暴露
Twitter上では、日々いろいろなハッシュタグが使われているが、2016年から毎年恒例になっているのが「#いいにくいことをいう日」だ。
これは11月29日の「#いい肉の日」になぞらえるかのように、「11(いい)29(にく)いことをいう日」という形で企業の公式アカウントがこぞって、普段は言いづらいことを“ぶっちゃける”機会でもある。
取材に応じてくれたのが、株式会社モスフードサービス デジタルマーケティンググループの大楽 泰督(だいらく よしまさ)さん。
大楽さんは2022年9月に、月面上に建てたという設定のもとモスバーガー初のバーチャル店舗「モスバーガー ON THE MOON」をメタバース上に出店した施策の発案者でもある。
奇想天外な発想から、メディアの関心を集めるのを得意とする同氏なわけだが、「シェイクにチキンをダイブ」という裏レシピが生まれた背景を伺うと「Twitterに投稿した写真は、すでに6月時点で撮っておいた」と明かす。
「実を言うと、『モスシェイク × チキン』の組み合わせは以前から存在していて、その甘じょっぱい美味しさは知る人ぞ知る裏レシピでした。ただ、それを店頭で大々的に提案してしまうと、さまざまな意見が飛び交って収拾がつかなくなるリスクをはらんでいるので、わかる人にはわかるようなスタンスで、内々のレシピにとどめておいたんです。
その一方でインパクトのある組み合わせだったので、機を見てプロモーションに活用できないかと考えていたところ、同じ部署のメンバーが『#いいにくいことを言う日』を狙って投稿する企画を思いつき、チームで内容を詰めていった感じです」
取材時点で「シェイクにチキンをダイブ」のツイートは8,000以上のリツイート数、いいね数は4.3万件にも上っている。
「まさかこんなにバズるとは想定外だった」と話す大楽さんは「面白かったのが、投稿のリプライに各地域の面白い組み合わせの食べ方を紹介する内容のものが多く寄せられた」と感想を述べる。
カキフライにソフトクリーム、唐揚げにソフトクリーム、かつおにパフェ……。
各エリア特有のユニークな組み合わせの食べ方が投稿され、大きな盛り上がりを見せたのだ。
今年も例年のようにさまざまな企業が裏話を投稿して盛り上がっていたなか、モスバーガーの「シェイクにチキンをダイブ」という裏レシピ的な投稿が注目を集めた。「本当にこの組み合わせは合うの?」「斬新すぎる!」「味がまったく想像つかない」など、Twitter上では賛否両論を呼んだ。 そんななか、ふと思ったのが“意外すぎる組み合わせは他にもないのか”ということだった。そこで今回は、モスバーガーの“中の人”に「実は美味い裏レシピ」の有無について聞いてみた。モスシェイクバニラに
— モスバーガー (@mos_burger) November 29, 2022
モスチキンをダイブ。
実は最高に合うんです。#いいにくいことを言う日 pic.twitter.com/6ZVdJYGb8L
「モスシェイク × チキン」は知る人ぞ知る裏レシピだった
まさかこんなにバズるとは…想定外の反響に驚く
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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