更新日:2023年09月29日 20:20
恋愛・結婚

シングルマザー33歳がハマる“ドケチママ活”「1日デートして1万円」ギリギリの値段交渉

「パパ活」ほどの需要はないとはいえ、若い男性が年上の女性とデートしてお小遣いをいただくという「ママ活」も一部ではニーズがある。なかでもシングルマザーの事情は切実だ。予算のない彼女らは出張ホストを呼ぶことができず、ママ活男子とギリギリの値段交渉を繰り広げている。
ママ活

※画像はイメージです(以下同じ)

 マッチングアプリや出会い系サイトを20年以上ウォッチし、著書に『美男子のお値段』などがあるライターの内藤みか@micanaitoh)が実態をリポートする。

低予算のシングルマザー

 ある程度余裕がある女性なら「出張ホスト」や「レンタル恋人」を呼び、擬似デートを楽しむことができる。しかしこうした遊びにはお金がかかる。1時間で5000円ほどの料金に加え、男性の交通費や飲食費などもすべて女性が負担しなくてはならない。  3歳と4歳の男児を育てるシングルマザーの京子さん(仮名・33歳)はその費用が捻出できないという。 「私も時には男性と遊びたいけど、レンタル恋人と数時間遊んだら3万円はかかる。ギリギリの生活をしてるんでそんなに出せないです。だからマッチングアプリでママ活を行っている男性を探してます。そちらのほうが安く済むんです」(京子さん、以下同じ)

価格が決まっていないママ活市場

 ママ活市場の価格はあってないようなものである。なにしろママ活希望の男性に対し、ママの数が圧倒的に少ないのが現状だ。男女比は10:1以上とも言われ、多くの男性はマッチングすらままならないという。そのため相場も下がり続け、今では1~2時間のカフェデートで5000円もらえればいいほうだという話も。 「ママ活希望の元モデルや元ホストはかっこいいけど、交渉慣れしていて安く遊ぶのは難しい。でも平均的レベルの男性は、ママと会うことにこぎつけることすら難しいらしくて、誘うと飛びついてくる。なかには『初回無料でいいです』なんて人もいるんですよ」
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限界の価格交渉
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作家・脚本家・イケメン評論家。ケータイ小説を経て電子書籍やSNSなどに詳しい。マッチングアプリや出会い系サイトを20年以上ウォッチしている。著書に『美男子のお値段』(角川学芸出版)『男おいらん』(白泉社)など多数。X(旧Twitter): @micanaitoh

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