恋愛・結婚

日本の恋愛市場は「男にとってムリゲー」すぎる…モノ投資のプロもサジを投げた“深刻な理由”

日本の男は恋愛難易度が高すぎる

写真はイメージです(以下同)

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。  私は、中学生のときにパテックフィリップを、高校生のときにロールスロイスを買ったのですが、なぜそんなことができたかというと、構造を分析してハックしたからです。高い買い物はその購入額を見て判断するのが常識でしたが、いくらで売れるかという想定ができれば、実質消費額を算出することができます。  そうすると、パテックフィリップは買った値段より高く売ることができ、ロールスロイスは買った値段と同等で売ることができると判断。だから私は、18歳までに時計とクルマの世界最高峰を自分の所有物にすることができたわけです。  このように、私は自分の収入に関係なく高級品を楽しむといったライフハックをするのが好きなのですが、そんな私が今、最もライフハックが難しいと思うのが恋愛と結婚であります。  日本の人口減少は以前から予測されていますが、少子化は国力に関わるため、全ての日本人が考えなくてはならない問題だと思います。  もちろん、政府も少子化を問題と認識しており、対策を打っているようですが、根本的に結婚以前、すなわち恋愛のハードルが上がっているという問題はなかなか触れられていないと思います。

マッチングアプリの構造

 近頃、マッチングアプリが一般化し、共同体に属していなくても“出会い”ができるようになったと思う反面、マッチングアプリには指摘されている厄介な構造があります。  それは、「上位10%程度の男性が、8割の女性を持って行ってしまう」といったような例。顔が良かったりお金持ちだったりする“条件の良い男”に多くの女性が群がってしまう構造があるようなのです。  そして、これはマッチングアプリで起こっているというよりも、日本の恋愛市場の縮図ともいえます。実際、私の周りの男性を見ていても、顔が良かったりお金を持っているような男性は、30歳ぐらいまでに結婚していますし、10代の頃から彼女も途切れていません。また、モテているので、浮気もしていますし、離婚してもすぐに再婚もしています。  ちなみに、この場合の「お金持ち」という男性は、親が権限を譲ってくれているというパターン。例えば、10代までは厳しくされていたとしても、30歳ぐらいで実家の会社の役員にしてもらえる感じであります。  それに対して「並」以下の男性は、10代の頃から彼女がいなく、35歳になっても結婚していない例を多くみかけます。まさにマッチングアプリの構図でいわれているようなことが、私の周りの現実世界でも起きているわけです。
次のページ
女性が上位10%の男性に群がってしまうと
1
2
3
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ