“人生初の新聞購読”を始めた東大生が「紙の新聞はネット記事よりコスパがいい」と思った理由
―[貧困東大生・布施川天馬]―
みなさんは普段どの媒体から情報を摂取しますか?誰でもインターネットにつながっている現代では、ネットニュースやネット記事がメインの方も多いのでは。
私は、敢えてここで「紙の新聞」の重要性を再確認したく考えています。昨今のSNSでは「マスゴミ」「偏向報道」「忖度」なんてワードが飛び交います。
テレビや新聞などオールドメディアの情報は批判され、YouTubeなどを通じた「暴露」がもてはやされる。では、それにどれだけの意味が込められているでしょうか。
私たちは、知らず知らずのうちに、過激で、わかりやすく、センセーショナルなニュースばかりを好んでいるのかもしれません。無意識のうちに、自分にとって都合のいい情報ばかりに囲まれる「フィルターバブル」から脱せていない。
ですが、「芸能人の○○が不倫していた」だの「○○社の商品への異物混入の投稿」などは社会にとって重要なニュースではないでしょう。なじみ深い情報ばかりを集めるのではなく、「自分が知らなかった情報」を集めることにこそ、意味があるはずです。
今回は、今年の4月から半年以上紙の新聞を取り続けてわかった、「現代人こそ紙の新聞を読むべき理由」をお伝えします。
ネットニュースだけでは得られない要素とは
「情報を摂取する」とはどういうことか
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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