i☆Ris・茜屋日海夏、無理しなくてもいいんだと気付けた瞬間
今年12周年を迎えた声優アイドルユニット・i☆Risの茜屋日海夏のソロアーティスト名義「Himika Akaneya」としての2ndシングルが発売中だ。
――i☆Risでシングルリリース、映画2作品、全国ツアー、グループ史上最大キャパの周年ライブ、「プリパラ」関連のイベント。ソロ活動でもシングルリリース、舞台、イベント出演など、大忙しの1年だったと思います。
いつも先々のことは気にせず、その日その日を精一杯生きているという感じです(笑)。何年か前に、今より声優のお仕事が多くて、自分のやりたい舞台、i☆Risの活動が重なって、てんやわんやなスケジュールだった時期があって。そのときがあまりにすさまじかったので、今年は忙しくてつらい……って感じることがなかったかもしれないです。
――仕事の種類が多岐にわたるので、その切り替えも難しそうです。
そうなんです。演じる役ごとに人格が変わったり、仕事によって求められるキャラクターやテンションが変わったりするので、スケジュールというより、その切り替えができなくて、頭がごちゃごちゃになるのが大変で。
スケジュールについては、抜くところは抜くというやり方を覚えて、昔よりは自分の中で調整がきくようになってきました。
ここ最近はリリースイベントでファンの方と会うことが多くて、みんなの応援に背中を押されてがんばれるので、いつもすごく助かってます。アイドルの活動については、頑張っているというよりも、みんなに元気をもらってる感じがありますね。
少し体調を崩してしまったときに、「声が出づらくてごめんなさい」と告知してリリースイベントに出たら、みんなが「全然気にならないから、お大事に」って声をかけてくれて。無理しなくても思いが伝わってるんだと感じたし、みんなの優しさがしみました。
――11月4日開催のデビュー12周年ライブ「i☆Ris 12th Anniversary Live -初☆アリーナMM(マジみて)‐」がありましたが、印象に残っていることはありますか?
まず思ったのは、広いのに一人ひとりの顔が見える! 2階、3階もまんべんなく見えるので、意外でしたね。
――12周年にして最大キャパでしたが、その数字はプレッシャーに感じるか、逆にやる気が出るか、どちらでしょうか。
私は見てくれる人が多いほうがラクに感じます。誰かひとりだけにレスを送るのが苦手で、なるべく平等にしたいと思っちゃうタイプで。広い会場でみんなを見渡せるのが好きですね。
――会場が広いと覚えることも増えて、さらに楽曲のマッシュアップなど新しい演出もあり、大変だったのでは?
う〜ん、そこまで負担は感じなかったですね。他の活動のスケジュールが立て込んでたこともあって、9周年ライブの「i☆Ris 9th Anniversary Live~Queen’s Message~」のときがいちばん大変だったかも。溜まってたものが弾けて、思わず「Thank you forever!」の曲中で涙が出たくらい。あのときに比べたら、ぜんぜんまだ大丈夫だなっていう感じでした。
けっこう前から大きい会場と決まってたので、自分にプレッシャーをかけて、いつもよりリハに集中できてたのもあるかもしれないです。
今作は放送中のTVアニメ『MFゴースト 2nd Season』のエンディングテーマ。1stシングルも人気作品『MFゴースト』のエンディングテーマ曲であったことで、新たなファン層が開拓できたと語る茜屋。2ndシングルの制作秘話に加えて、グループとしてもソロとしても大忙しだった2024年を振り返ってもらった。
役や仕事によって人格とテンションが変わる難しさ
広い会場でみんなを見渡せるのが好き
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