アイドル界の美大?“ピクシブ発のアイドル”って何?
―[TIF2014インタビュー]―
今週末(8月2日、3日)に開催される、日本最大のアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL 2014(TIF)」。今年も、138組のアイドルが東京・お台場の湾岸スタジオほか7つのステージを盛り上げる。TIFでは初お披露目となるアイドルもおり、イラスト投稿SNS 「pixiv(ピクシブ)」が手がける「つくドル!プロジェクト」から生まれたグループ「虹のコンキスタドール」も今回のTIFで初お披露目となるグループの一つだ。
同プロジェクトは、「アイドルになることだけが、夢じゃない!」と掲げ、声優、イラストレーター、コスプレイヤーをはじめとしたクリエイターを目指しつつ、アイドルとしても愛され輝く人材の輩出を目指している。デビューにあたっては、楽曲提供に前山田健一氏(ヒャダイン)、振付師に竹中夏海氏、衣装デザインに岸田メル氏、さらにディアステージの福嶋麻衣子氏(もふくちゃん)、アニメ監督の水島精二氏といった一流のクリエイターをズラリと揃えている。
そんなプロジェクトの第1期オーディション合格者で結成された「虹のコンキスタドール」とは、どんなアイドルになっていくのだろうか? TIF直前に、声優、イラストレーター、コスプレイヤーを目指すメンバーを代表して3人に話を聞いた。
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●長田 美成(ながた・みなり/16歳/コスプレイヤー希望、委員長)
●根本 凪(ねもと・なぎ/15歳/イラストレーター希望)
●陶山 恵実里(すやま・えみり/15歳/声優希望)
まずは、メンバーそれぞれ、アイドル以外に夢を持っているが、実際アイドルには興味があったのか? そして、過去にはどんな夢を持ってきたのか、振り返ってもらった。
長田「私は12歳の頃にももいろクローバーさんにハマってから、ハロプロさんなどほかのアイドルソングもよく聞くようになりました。ちっちゃい頃はウサギになりたくて毎日ニンジンを食べまくっていました。年長くらいにウサギにはなれないとわかってお花屋さんと思ったら、『花粉症だから無理だ!』ってことになって、そのあとは臨床心理士に興味を持ちました」
根本「私も臨床心理士になりたかったです! 物心ついたときから好きだったイラストも同じく人の心を癒せる仕事だと思っていて、どちらも興味を持ちました。アイドルにはあまり興味がなかったのですが、14歳の時にでんぱ組.incさんに出会って、『でんでんぱっしょん』とか中毒性のある感じが大好きになりました。今ではアイドルも人を癒やすことの一つだなと思って、がんばりたいと思っています」
陶山「私は、1歳くらいからモーニング娘。さんの曲を聞いていたらしく、小さいころからずっと色んなアイドルソングを聞いています。アイドル以外も音楽なら何でも聞いて、片耳にイヤホン入れて音楽を聞いていないと不安になるくらいです。夢は、プリキュアかセーラームーンか仮面ライダーだったのですが、小学生で架空の存在だ……と気付き、夢は変わっていきました。声優になりたいと思ったのは、小学生のときにたまたま夜更かしして見たアニメ『黒執事』でした」
3人ともアイドルが好きだという一面はあるものの、さまざまな夢を持っていたようだった。では、なぜ「つくドル!」という特殊なオーディションに応募したのだろうか?
長田「小さい頃からかわいい洋服を着るのも見るのも好きで、コスプレにもずっと興味がありました。私のことを見て、一人でも多くの人に元気になってもらえたらと思っています。海外でライブをして、日本のコスプレやアニメ、アイドルの文化を発信していきたいです!」
根本「臨床心理士になるためには勉強が大変で……。勉強のついていけなさに絶望して、イラストレーターとしてやっていきたいと強く思ったタイミングでオーディションのことを知って応募してみました」
陶山「中学生のときからずっと声優志望ではあったのですが、アイドルにも元から興味があって、どっちもは大変だしどうしようと悩んでいたときに、これならどっちもできるんじゃないかと思って応募しました」
初顔合わせから3週間での初ライブに向け、準備はOKだろうか?
長田「私はこのユニットに入る前にもアイドル活動をしていたのですが、今回の合格したメンバーのなかに前のユニットのときのファンの子がいて、食事中やレッスン中にも距離が近く、ずっと見らている感じがします(笑)。でも、今のところみんな仲良くやれているので大丈夫だと思います」
根本「今のところ?(笑) もふくさんには『これから仲悪くなるから気をつけてねー』と言われたので不安ですが、がんばります!」
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