高速道路SA勝手に通信簿【東日本編】――約1250km走って採点しました
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
北海道といえば雄大な大自然。道路沿いにはキタキツネがいたりしてドライブには最高!と思っていましたが、実際は、東京都内では考えられないネズミ取りの厳しさに加えて、高速道路もたまに追い越し車線がある暫定2車線なので、運転していてストレスが……。そんな北海道から青函フェリーで津軽海峡を渡り東京まで約1250㎞。CX-3で爆走してみました!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
◆景色No.1は有珠山SA。総合1位はどこだ?約1250㎞走って採点しました!
ロングドライブは男のロマン。当コラムは、東京から鹿児島くらいは平気でクルマで往復する猛者揃いだが、今回は北海道から東京まで、マツダCX-3で約1250㎞を走破した。途中、高速道路のサービスエリア14か所にすべて立ち寄り、その充実度を採点。
調査できたのは上り線だけだが、SAは上下線で設備は同レベルなので、十分参考になるだろう。これは本邦初のSAの客観比較評価だと自負している。この夏、クルマで北海道・東北方面を走る人は参考にするように。
⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=909427
スタートは北海道中央部のトマムICだった。でっかいどう北海道も、高速道路に関してはショボい。路線の半分以上は暫定2車線なので追い越しができないし、SAも猛烈なショボさ。樽前SAなど、SAと名がついているのにコンビニとトイレしかない。SAと言えば海老名SAみたいな巨大な設備しか知らないボンクラ諸君には想像もつかんだろうが、それが北海道の現実だ。
津軽海峡を青函フェリーで渡って本州に入ると、東北道は全線片側2車線以上あるので、それだけでセレブ気分。SAも、最初の津軽SA上りこそ食堂が撤退しているが(下り側は存続)、南下するにつれて加速度的にゴージャスになる。
で、オススメSAだが、北から順に、景色がNo.1の有珠山SA(北海道)、岩手山の眺めが楽しめる岩手山SA(岩手県)、前沢牛がうまい前沢SA(岩手県)、公園が充実している長者原SA(宮城県)、バランスのいい安達太良SA(福島県)、最新設備と那須連山の眺望の那須高原SA(栃木県)といったところ。総合1位には那須高原SAが輝きました。
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