小池都知事の次なる一手は(2)――なぜ小池陣営は選挙が上手いのか

都知事選の折に河辺駅(青梅市)で遊説した小池百合子氏(中央)と野田数氏(その上の黒いスーツ姿)

 小池都知事陣営は、選挙に勝つ勘どころを押さえている。

 野球に例えれば、相手チームと実力的に同じレベルの選手を抱えながらも、勝ち続けるチームがある。監督の勝負勘と、それを具体化するヘッドコーチの手腕によっている。

 これを小池陣営に当てはめると、監督・小池都知事の勝負勘の鋭さと、それを具体化するヘッドコーチ・東京都政務担当特別秘書の野田数氏の手腕によるところが大きい。

 そして何よりも、監督とヘッドコーチの意思疎通が良く、向かうべきベクトルが一致しているのが強みだ。

 そのヘッドコーチ役の野田数氏は、保守党時代の小池百合子衆議院議員の秘書を務めた後、出身地の東京都東村山市議を経て東京都議会議員(北多摩第一選挙区)となった。当初は自民党に所属していたが、都議会自民党の体質に嫌気がさし離党し、その後、日本維新の会から衆議院選挙(東京20区)に出馬をするも落選した。

都議会自民党の手の内を知り尽くすヘッドコーチの存在


 野田氏は、都議会自民党や自民党東京都連の手の内を知り尽くしており、先の都知事選では小池氏の選挙対策の責任者を務め、巧みな選挙戦術で圧勝に導き、今回の千代田区長選でも同様であった。

 さて、小池都知事が本番と捉える今夏の東京都議会選挙は、6月23日告示、7月2日投開票である。

 野田氏は、小池氏が主宰する政治塾「希望の塾」の事務局長も務め、また「都民ファーストの会」の代表にも就任し、当初のシナリオ通り着々と準備を進めている。

 その野田数氏については、本ニュースサイトの【小池百合子都知事vs「東京のムラの掟」(3)――特別秘書・野田数氏の存在】で触れており、その著書『都政大改革』(扶桑社新書)では、先の都知事選(平成28年7月末)の選挙戦術が詳しく記述されている。

 自民党東京都連は、いつまでも負け続けるわけにはいかないであろう。この野田氏の著書を研究し尽くして相手を上回る選挙戦術を構築しなければ、また苦杯をなめることとなる。(続く)

文責=育鵬社編集部M

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