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ニコニコ超会議1が赤字前提すぎる件 あのブルートレインも特別運行

ニコニコ動画,新サービス発表会,超会議

新サービス発表会(β)での発表

ニコニコ動画(以下、ニコ動)が4/28・29の2日間、幕張メッセで開催するイベント「ニコニコ超会議」の詳細が、1/15「新サービス発表会(β)」で発表された。「ニコニコ動画を地上で再現する」をコンセプトに、ニコ動のあらゆるジャンルが網羅されている。 会場には、ニコ動でおなじみの「VOCALOID」「東方」「歌ってみた」「技術部」など各カテゴリーにちなんだコンテンツが配置され、ユーザー有志イベントも多数併催される。VOCALOIDの人気イベント『THE VOC@LOiD M@STER20(ボーマス)』、痛車60台が集結する『超痛Gふぇすた』、「作ってみた」系即売会『ニコつく2』など、ニコ厨でなくても楽しめそうなイベントがそろっている。 夜には、各カテゴリーの人気ユーザーが集結してパフォーマンスを行う『ニコニコ超パーティー』が2日間とも開催される。プレゼンターには、夏野剛(ドワンゴ取締役)、西村博之(ニコ動管理人)、さらに「兄貴」ことビリー・ヘリントン氏も3年ぶりに来日登場する。チケットはニコ動のプレミアム会員から優先抽選受付が開始される。 さらに、今回は地方からの参加者のために、各交通機関でのアクセスが用意された。鉄道では、『向谷実と行く、超会議特別列車の旅』と題し、大阪方面ー上野駅でブルートレイン、都内発ー海浜幕張駅でミステリートレインお座敷列車「宴」の特別運行がそれぞれ発表された。いずれも、通常運行では絶対に走らない経路ということで、鉄道ファンからも熱い視線が集まりそうだ。向谷氏も「個人的にワクワクしますね」と、嬉しそうに企画を発表していた。全国主要都市からは、仙台、名古屋、金沢、大阪、広島・岡山、博多・下関はバス、札幌は航空機プランが用意された。 幕張メッセの全エリアを利用した各種イベントの開催、鉄道の特別企画など、これだけの巨大イベントを実施して採算はとれるのか? 発表会でも会場から「赤字は大丈夫なんですか?」と質問されると、夏野氏はしばしの沈黙の後、「想定される赤字はこれくらいです、と見せられています」と苦笑。今後も各企業とのタイアップやスポンサーを集めていく予定とのことだが、採算は度外視なのだろう。 発表会の最後にも夏野氏は「Stay hungry,Stay foolish」とジョブズ氏の格言を引用しつつ、「世界一バカな企業を目指します。新しいカルチャーをつくっていく」と発言。大人が本気で文化祭をやるとどうなるのか、そこから生み出されるカルチャーはどの様なインパクトを社会に、世界に与えられるのか、今から開催が待ち遠しい。ニコニコ超会議公式サイト(http://www.chokaigi.jp/)、3月6日の「新サービス発表会(γ)」での続報を待とう。 取材・文・撮影/林健太
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