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SKE48単独コンサートフォトレポート「移籍兼任組との融合、生え抜き組のさらなる進化に期待」

SKE48

「汗の量」こそがSKE48らしさの象徴だ

 4月4日に、さいたまスーパーアリーナ(以下、SSA)で「AKB48グループ春コン in さいたまスーパーアリーナ~思い出は全部ここに捨てていけ!~」SKE48単独公演が行われた。  他姉妹グループも5日に単独公演をSSAで行ったのだが、その先陣をきったのがSKE48だった。  Overture明けに、AKB48 team4に移籍が決まった木﨑ゆりあが1人ステージに登場。彼女の合図とともに公演がスタートした。新体制に変わる前のSKE48フルメンバーで1stシングルの「強き者よ」から始まり、最新の14thシングル「未来とは?」までの14曲を休みなくパフォーマンス。他のグループより「汗をかく」という彼女たちの意思を感じさせる演出にファンのボルテージも一気に高まっていった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=619549  中盤には旧チーム体制から新チーム体制への移行を意識したセットリストで、キャプテンの引き継ぎもチームごとに行われた。ユニット曲では移籍メンバーとの共演も実現。新しいSKE48の可能性を提示してみせた。しかし、卒業を控えるメンバーもおり、SKE48としての最後の大舞台と考えると、彼女たちにもスポットライトを当ててほしかったという思いを拭えなかったファンもいたようだ。  終盤には「ピノキオ軍」、「チャイムはLOVE SONG」、「制服の芽」、「恋を語る詩人になれなくて」とSKE48を代表する楽曲で会場を魅了する。「そばにいさせて」のラストでは、この時点で4月卒業が予定されていたメンバーが最後センターに集まり大きくビジョンに映し出されていた。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=619584

折戸愛彩を含めた4人の卒業にスポットがあたる

 さらにアンコールでは移籍してしまう木﨑ゆりあへのサプライズも行われ、会場を包み込むゆりあコールなど感動的な公演として幕を閉じた。  しかし、一方でチーム体制の変更などに多くの機会を割かれ、既存のメンバーが新しい魅力を発揮するタイミングはあまりなかった。HKT48の兼任が決まった田中菜津美やHKT48から完全移籍した谷真理佳が大きなインパクトを残していくなかで生え抜きメンバーには移籍兼任組に負けないように奮起することでグループを高めていってほしい。

「遠くにいても」仲間というメッセージとともにAKB48で木崎ゆりあが躍動する

 またSKE48からも他グループと兼任をするメンバーがいる。5日昼に行われたHKT48単独には、teamKIVのメンバーとして木本花音が、夜に行われたNMB48単独には、teamBIIのメンバーとして高柳明音が参加している。彼女たちには外を見ることでSKE48にいい意味での還元をしてほしい。  6日に同じくSSAで行われた「AKB48 リクエストアワーセットリストベスト200」では、だーすー(須田亜香里)&つーまー(松村香織)の「ここで一発」が4位に入り、姉妹グループの最高位に立つなどSKE48内からも大きく成長し、人気を集めるメンバーもいる。それぞれが自分にあったスタイルで個性を磨き、グループとしてさらなる進化を続けていくことを期待したい。 <取材・文/ヤスオ 撮影/山川修一>
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