4000万円貯金した夫婦間のルール「たとえ100円でも本当に使う価値があるか一考する」
製造業に勤務する高倉陽一さん(仮名・38歳・世帯年収600万円)は「2~3年前までは年収が100万円ほど低かった」という状況ながら、貯金なんと現在の4000万円! そのテクとは?
「就職してから貯金を続け、500万円貯まった30歳前から運用を開始しました。冒険せず徐々に運用金額を増やしたので大きな損失もなく、いまは円建て&外貨建て債券やソーシャルレンディングなどで、月にならすと7万~8万円は儲かってます。とはいえ、やっぱり基本は地道な貯金。ちなみに、貯金のうち1000万円は、妻が結婚前に貯めた分です」
二人とも散財しないタイプのため、お互い節約は苦ではないという。
「夫婦間のルールはただひとつ、『衝動買いをしない』。これさえ守れればお金は貯まります。まず大事なのが支出のコントロール。我が家では家賃と光熱費、駐車場代を固定費とし、そのほかは食費も含めすべて変動費として、必ず月7万円に収めるようにしています。それから、たとえ100円のジュースを買うときでも、本当に買う価値があるか一考します。たいていは価値がないと気づき、無駄遣いを徹底排除できるんです」
◆高倉家の一か月の主な収支
・家賃(賃貸マンション)6万5000円
・食費4万円
・水道光熱費1万5000円
・携帯代夫婦で1万円
・通信費3500円
【支出総計】17~18万円
◆1か月の貯金額
・約12~13万円
◆年間の貯金額
・約150万円
“絶対にローンは組まない”という主義も、節約に繋がるという。
「ソーシャルレンディングでは金利をもらう側だし、『金利を払うのはムダ』と思っていて。何か欲しければ、まずその金額を貯めます。すると、貯めるまでに冷静になるからか、『いつでも買える』という余裕が生まれるからか、不思議と物欲がなくなるんですよ」
◆高倉家の貯金言
(1)たとえ100円でも本当に使う価値があるか一考する
(2)固定費と変動費を明確に決め、支出をコントロール
(3)何か欲しいときはローンを組まずにその金額を貯める
将来はアーリーリタイヤし、悠々自適に過ごしたいという高倉さん。「7000万円~8000万円程度は必要かな」とのことだが、きっと達成できるだろう。週刊SPA!9月22日発売号では「バカでも貯金1000万円(秘)テク」という特集を組んでいる。金言満載の同企画をぜひチェックしてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

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