遅れてきた親のスマホデビューで注意すべきこととは?【PR】
初代iPhoneが登場したのが2007年――。9世代目の新型iPhoneが発表され、今年も盛り上がりを見せている。こうしたiPhoneをはじめ、もはやスマホを持っていない人が珍しい世の中になっているが、MMD総研が60歳以上の男女4406人を対象に普段利用している携帯電話について聞いたところ、「スマートフォン」が25.9%、「シニア向けスマートフォン」が1.9%と合わせて、27.8%の人しかスマートフォンを利用していなかったという。シニアのスマホ利用率は3割以下だった。
「フィーチャーフォン」が59.2%、「シニア向けフィーチャーフォン」が5%。合わせて64.2%の人がフィーチャーフォンを利用しており、8%の人が「携帯電話を持っていない」と回答しており、シニアへのスマホ普及はこれからといった感じだ。
ちなみに格安SIMについて知っているかを聞いたところ、「知っていて、利用している」が3.7%、「知っているが利用していない」が31.5%、「名前だけ聞いた事がある」が36.6%と合わせて認知度は71.8%。シニアの約7割が格安スマホのことを知っているという。
確かに、格安スマホが登場したことで料金プランの選択肢が増え、スマホを持つことがさらに身近に。リテラシーやコスト意識が高い人を中心に、格安スマホを利用する人は増えている。しかし、ことシニアのスマホ選びでは、料金を重視してスマホを選ばないほうが賢明かもしれない。
ネオマーケティングが格安スマホユーザー1000人を対象に行った調査では、格安スマホを勧められないユーザーとして、「スマートフォンが苦手な人」が53.5%、「シニア」が36.9%、「子供」が29.9%となっている。勧められない理由としては、「設定が難しいのでITの知識が必要」、「気軽に聞ける窓口がない」などだ。確かに大手では当たり前のキャリアのショップが最寄りにないと、スマホが得意とは言えないだろうシニアには何かと不便だろう。
その点、大手はサポートが手厚い。例えばドコモでは、全国約2400店舗(2015年8月現在)あるドコモショップで気軽に相談できるうえ、「かんたんスマホ講座」というサポートがあり、1講座約30分、自宅など遠隔で、マンツーマンでスマホの使い方を教えてくれる(1講座1800円)。しかも、敬老の日がある今月9月末までなら、対象のスマホを購入し「『はじめてスマホ』キャンペーン」適用の場合、1講座1800円が無料になる。そもそも料金だって、60歳以上の人なら、「シニアはじめてスマホ割」で月々1980円からと安い(最大24か月、シェアパック子回線の場合)。そのほか、迷惑電話や詐欺電話と思われる番号からの着信を事前に知らせる月額200円の「あんしんナンバーチェック」なども併せて利用すれば心強い。
文字が入力しやすい、読みやすいなどの理由で、画面が大きいスマホデビューを考えているシニアが増えているという話もある。なかには親からスマホを買いたいという相談を受けている人もいることだろう。離れて暮らす記者の親もスマホが欲しいと言っている。確かに便利だし、小さい文字が見づらい親にはスマホのほうがよさそうなのだが、近くに住んでいるならともかく離れて暮らしていると、親から使い方がわからないといわれても簡単に教えることもできない。シニアのスマホ選びにおいては、料金よりも購入する際や購入後のサポートを重視して考えたほうがいいのではないだろうか? <文/日刊SPA!取材班>

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