アニメ・漫画の実写映画化「最高傑作ベスト10」
『進撃の巨人』や『バクマン。』など、人気コミックの劇場版が相次いで公開されている。そして先日には、熱狂的ファンを持ち発行部数140万部を誇るジョージ朝倉原作の漫画『溺れるナイフ』の映画化が発表され話題となった。
10代少年少女特有の、剥き出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描いた同作の「実写化は不可能だ」と波紋を呼ぶなど、原作ファンを多く抱えるアニメ・漫画の映画化はいつでも話題となる。そこで今回は、20~30代の男女500人を対象に「映画として実写化されて満足だったアニメ・漫画」関するアンケートをgooランキングで実施。そのランキングは以下の通りだ。
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●実写化されて満足だった「アニメ・漫画」ランキング<映画編>
1位:DEATH NOTE……17.8%
2位:テルマエ・ロマエ……15.0%
3位:るろうに剣心……12.8%
4位:20世紀少年……8.0%
5位:GANTZ……5.9%
6位:ルパン三世……4.8%
7位:賭博黙示録カイジ……4.5%
8位:君に届け……4.0%
9位:土竜の唄……3.8%
10位:ヤッターマン……3.4%
※20〜30代の男女各250名が回答
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映画編で1位となったのは、藤原竜也と松山ケンイチが共演した『DEATH NOTE』だ。’03年に週刊少年ジャンプで連載がスタートした同作は、ドラマ編の2位に続いて広く支持されているようだ。当時まだ無名だった松山ケンイチが、くせのあるキャラクターLを怪演し、高い評価を得たことは記憶に新しい。
同じく松山ケンイチ主演のドラマ『ど根性ガエル』も視聴率こそ伸びなかったが、満島ひかり演じるピョン吉とのかけあいが評判となり、“実写のマツケン”の名を不動のものに。来年は映画『デスノート 2016』が公開される予定だ。
続いて2位には『テルマエ・ロマエ』がランクイン。映画では主人公ルシウスを阿部寛がコミカルに演じ切ったことや、「キャストが合いすぎ」(山梨県、37歳)、「主役のあべひろしが濃い顔でぴったり」(埼玉県、44歳)といったコメントがあるように、北村一輝ら顔の濃い俳優たちの“ハマり役”が評価された。
そして3位には『るろうに剣心』がランクイン。来年には宝塚でミュージカル化されるなど話題の尽きない同作の映画は、各キャストの演技力とCGによって明治初期の舞台を見事に再現し、映画化3作の興行収入は120億円以上となる人気シリーズに。女性ファンが多いところも上位にランクインした一因だろう。
男性のみを対象に以前実施したアンケートでも『テルマエ・ロマエ』と『るろうに剣心』は高く評価されており、性別を問わず世間から愛されている作品だということが今回のアンケートからわかってきた。
“芸術の秋”だからこそ映画館へ足を運ぶもよし、DVDをレンタルして過去の名作に浸るもよし、週末は実写映画の世界に触れてみてはどうだろうか。
【調査概要】
■実写版の映画も意外に良かったアニメ・漫画ランキング
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/category/024/4LkocJ2xUxJ3/
調査方法:gooランキング編集部が「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです
調査期間:8月18日~21日
有効回答者数:500名(20〜30代の男女各250名)
出典元:gooランキング <文/北村篤裕>
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