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『鬼滅の刃』の実写化は避けられない?業界人たちの本音

 アニメやマンガ、映画に興味のない人々の間でも連日のように話題となり、今年の「流行語大賞」最有力候補となるほどの大ヒットをマークしているのが、アニメ映画『鬼滅の刃』だ。配給を手がける東宝とアニプレックスによると、11月9日付けで『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が、公開から24日間で観客動員1537万3943人、興行収入204億8361万1650円を記録していることが判明。これによって、日本歴代興行収入ランキングで『ハリー・ポッターと賢者の石』を抜いて5位に浮上。  さらに11月中旬から各劇場で入場者特典が配布されることも決まっており、歴代1位の『千と千尋の神隠し』の308億円超えについても、年明けに更新する可能性が出てきた。

人気コミックの実写化はもはや避けられない?

 ここまでの大ムーブメントが起きると世間に巻き起こるのが、人気俳優たちによる実写映画化の話だ。最近では『キングダム』や『進撃の巨人』、『宇宙兄弟』などの超大作や過去に連載されて人気を博した『るろうに剣心』や『今日から俺は!!』などのコミックが実写化。  これまで「マンガの実写化はヒットしない」と言われてきたが、近年はどの作品もまずまずのヒットを記録しており、『鬼滅の刃』も実写化のウワサが飛び交っているが、その情報はどこまで真実なのか? 業界人たちに実写化の信ぴょう性と配役予想をしてもらった。

進行していた実写化の話。まさかの超絶ヒットで困惑ぎみ……?

 まず、『鬼滅の刃』がどんな作品なのかについて簡単に解説していこう。『週刊少年ジャンプ』で2016年から連載。大正時代、炭売りとして暮らしていた主人公・炭治郎(たんじろう)は“人喰い鬼”によって家族を惨殺されてしまう。炭治郎は鬼への復讐のため、生き残ったものの鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すために鬼との戦いに身を投じていく……という物語だ。連載時から人気作ではあったが、2019年からTOKYO MX系列でアニメ化されたことで一気に大ブレイク! コミックスのシリーズ累計発行部数は1億冊を超える“神作”にまで上り詰めた。  映画配給会社とのやり取りも多いキー局コンテンツ部の40代男性・A氏は語る。 「実はアニメ版がヒットしている2019年初頭の段階から、実写映画化の話は動いていたと聞いています。もちろん配給会社は大手。家族や仲間を思う心情描写が多い作品で実写向きの作品だと評価していたようですし、コミック原作の映画を数作手掛けた監督にオファーする段階までは動いていたようです。しかし、新型コロナウイルスでさまざまな映画の撮影や舞台公演が中止に。企画も一度止まってしまっていたそう」
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原作ファンは萎える…肝心のバトルシーン
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