世間を熱狂させる「会いにいけるアイドル」に疎い。やれ「◯◯が推しメン」だとか、「じゃんけん大会は◯◯だ!」など、我が編集部でもスパムらがテレビに向かい怒鳴っているのを聞くたびに、馬鹿らしいと思いつつも、取り残された気分になるのも事実だ。「会いにいける」とはいっても、物理的にも精神的にもそのハードルは高くなるばかり。齢37からアイドルをかじるのは気恥ずかしすぎる。
そんな群雄割拠のアイドル界に新星が現れたという。その名も「肩もみアイドル」。肩もみ……。なんとコミュニケーションのランクは握手よりはるかに上だ。連日のよしなしごとで肩が凝りに凝っている俺。勇気をふり絞り、会いにいく、いや、“もまれ”にいくことに。
黒髪、揃いの制服。王道のスタイル
聖地はアキバではなく渋谷。ギャルが跋扈する街のど真ん中に“劇場”はあった。「いらっしゃいませ」。黄色い声と思いきや、落ち着いた雰囲気の女のコがお出迎え。黒髪、揃いの制服、アイドルの王道を往く彼女たちの“劇場”は実は「肩もみリフレ店」なのだ。
もともとは肩もみで素人の女のコとコミュニケーションできる店を目指していたのだが、ビジュアルが良いコが増えたため路線変更。「肩もみできる、されるアイドル」を結成し、デビューすることに。
肩もみアイドルの実力はいかに。
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苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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