1軒目に訪れたのは「Monster Party」。こちらの店長は大きな目がチャームポイント。強靭な眼力の持ち主、もなかさんだ。
「コンセプトは“人間ではないもの”が集まるお店。もともとはこの単眼マスクのデザイナー・小沢団子さんを少しでも多くの人に知って貰いたいと思って……! それがお店を始めたのが始めたきっかけなんです。……あっ、マスクじゃなくて私はこの姿で生まれてきた“設定”なんですけどね!」
この店の自慢の一品はもなかさん本人がフィンランドから直接買いつける“世界一まずい飴”サルミアッキのリキュール。真っ黒の邪悪な色だ。
「車がドリフトした時に飛んだタイヤの破片がたまたま口の中に入ってしまったような味をしてるんです(笑)。お客さんの渋い顔が見たくてよく勧めてます。でも、これを飲んだ後なら普通の飲み物がよりおいしく感じられますよ」 くーっ、まずい。これは異世界どころか天国に飛んじまいそう。だが……なぜかやみつきになってもう一杯!まさに異次元体験をしたブルボンはそのままの勢いで時空を超え、過去に向かった。
「Monster Party」
住:東京都台東区西浅草1-9-8
営:月・木 16~20時、金17~22時(金曜のみ酒類提供)、土・日・祝日14時~20時。
料:入場料700円プラスワンオーダー
https://twitter.com/hi_monsterparty
大正浪漫メイド純喫茶にタイムスリップ⁉
時空を超えて辿り着いた2軒目は同じく浅草、大正ロマンコンセプトのメイド純喫茶・紡。落ち着いたトーンの店内でお給仕するメイドさんたちの姿はなんとも優雅。聞けば衣装はオーナー・なごみさんが大正ロマンをイメージしてデザインしたとか。 「昔、喫茶店で女給さんが隣に座って接客する『カフェー』というのがはやったんですよ。そこからお茶を楽しむお店を『純喫茶』と呼んで区別するようになったんです。今のメイド業界も『コンカフェ』といってもドリンクを頼んで盛り上がるお店と、ゆっくりと過ごして癒やされるお店があると思うんです。紡はお客さまにお酒やお茶をゆっくり飲んで、世界観を楽しんでもらいたいのでわかりやすく『メイド純喫茶』にしたんです」お酒を片手に聞き上手なメイドさんたちに話をするとどんどん疲れが癒やされていく。
「お客さまの悩みを聞くこともあって、メイド喫茶というよりスナックみたいな雰囲気になる時もあります(笑)。でもお客さまが楽しんでくれるならそれが一番ですから」
異世界トリップで癒やされ、明日への活力が満タンになるブルボンなのでした。
「紡」
住:東京都台東区浅草1-8-4三岩ビル 3F
営:平日17~23時
休:第2・第3木曜
料:席料1時間 600円プラスワンドリンク
https://twitter.com/tsumugi_asakusa
撮影/金子シェリー
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ブルボン ブルボンと赤城乳業に絶対的信頼を置く甘党。理想のタイプは「小梅ちゃん」
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