俺の夜に初登場! 題字を書いてくれた“東アニキ”と銀座で大団円

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東 幹久 1969年、東京都生まれ。俳優、タレント。現在、テレビ番組『BSイレブン競馬中継(毎週日曜12時〜)に出演中

 15年続いた当連載もついに最終回。先輩記者の卒業や新人のドロップアウトがありつつも、これまで総勢11人の精鋭記者が夜の街を駆けずり回ってきた。

 そんな連載のフィナーレを拝命したスパムだが、やるべき内容は一つしかない。15年の中で、唯一変わらなかったもの。それは東幹久さんによる題字だ。15年も使った感謝の意を伝えるべく、銀座のクラブで〝東アニキ〞へのお礼接待をセッティングした。

夜遊びのアニキ 東幹久が登場!

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ついに実現した東アニキとの初乾杯!

 
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めぐみママと乾杯する東アニキ。「女性がいるお店で飲むときは、相手への言葉遣いと女性も楽しませることが自分の流儀かな」

 東アニキとの初共演の舞台は、銀座のクラブ「梟」だ。店でしばし待つと、白い歯を見せて笑う東アニキが登場! 

「長いこと頑張ったね、お疲れさん!」と労いの言葉をいただきながら、早速の乾杯! 和服のママと東アニキが並ぶと、まるで2時間ドラマのワンシーンのようだ。

 そもそも、なぜ東アニキに題字を依頼したのか。当時の担当デスク曰く、「あの頃の夜の街の〝顔〞といえば東さん夜遊び連載なら、題字は東さんしかいなかった」という。

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なんと15年前! 題字を執筆した貴重なカット


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別の取材の合間に書いてもらったのがこの題字。「こんな適当な字がまさか15年も使われるとは……。もっとちゃんと書けばよかったよ」

「細かい経緯はよく覚えてないけど、渋谷で生まれて10代からずっと渋谷で遊んできたからね。その話を聞くと、まあ、確かに適任だね(笑)」

 その後は東アニキの夜の思い出話に花が咲く。

「20代の頃はカクテルブームでさ。まりちゃんってコとデートしたとき、格好つけて『ブラッディ・マリー』を頼んで一口飲んだら、彼女の白い服
に噴き出しちゃったんだよね。ウォッカとトマトのカクテルだけど、子供の頃からトマトが大嫌いなのよ」

 スパムも酔って路上で爆睡した経験などを話すと……。

東「わかる。昔、俺も泥酔して目覚めたら渋谷の電話ボックスの中だったことあるから。通勤中のサラリーマンにめちゃくちゃ見られたし、SNSがなくてよかった(笑)」

 そんな東アニキも52歳。「何軒もハシゴするのはもうキツイ」と笑いつつも、夜遊びは人生に必要だと話す。

「年を重ねると忙しいし、みんな『遊ぶ時間がない』って言うよね。でも、それだと日々の刺激もなくなっちゃうし、もったいない。自分の内面が老け込まないように、適度な夜遊びはし続けるべきだよね。だからさ、SPA!もこの連載を終えるの、やめたほうがいいんじゃない?(笑)」

oreyorulast6 至言を胸に、読者との再会を誓ったスパム。ひとまずの幕切れとなりますが、15年間ありがとうございました!

oreyorulast6「CLUB 梟 FUKUROU」
住:中央区銀座8-7-22第23ポールスタービル3FC室
営:20~24時
休:土・日曜
料:セット料金1万5000円/90分、サービス料30%、TAX10%(初回ボトル代は別途)
電:03-6280-6550
https://club-fukurou.amebaownd.com/

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「俺の夜を読んで店に来た」そんな読者に最大の感謝を

スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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