『龍が如く』に学べ。名越流! 男気溢れる大人の夜遊び術とは?

名越稔洋 夜の街で飲み始めた頃は、キャバ嬢をはべらせ、会計など気にせず飲むハードボイルドな男に憧れたもの。しかし、現実は「レディースドリンク? 今日は先輩のオゴりだから僕に権限ないんだよね」「延長はできないけど、店終わりにアフターしようよ」と安飲みばかり上手になってしまったテキサスです。

 俺も、いつかカッコよく酒を飲んでみたい。そこでハードボイルドな男になるべく、今回は人気ソフト『龍が如く』の生みの親で、同ソフトの世界観を地でいく名越稔洋氏に夜遊びの哲学を聞いてみた。

「最近は銀座、赤坂、六本木界隈で飲むことが増えましたね。『龍が如く』がヒットしたおかげで、歌舞伎町だと顔が割れて、ゆっくり飲むことができないんで(笑)」

 夜の街で有名になった名越氏は、飲み方も豪快。「男らしく飲む」ことを心がけ、夜遊びにも『龍が如く』スタイルが浸透している。

「若い頃、先輩方に“座っただけで数万円”の高級店によく連れていってもらったんです。彼らは豪快にカネを使う割に、偉ぶる様子もなくスマートに酒を飲む。その気っ風のよさに憧れ、『俺もいつかこんな飲み方がしたい』と思ったわけです。それが今の飲み方に繋がったのかもしれない」

【名越流哲学1】カネを使って偉ぶるな。カネにモノをいわせない格好よさがある!

名越稔洋
 今では、高級店でスマートに飲むことが仕事の原動力なのだとか。さぞ女性からモテるだろうが、どんな口説き方をするのか。

「昔はギラギラしていましたからね。席に着いた女性全員に携帯番号を教えていた。でも、そんなギラついたり、口説いたりしてもモテないことに気づいたんですよ。モテる男の条件は難しいけど、モテない男の条件は簡単。女のコと“安く、手っ取り早くいい思いをしたい”と考える男性は、まずモテない。お店(女のコ)と客の僕らは持ちつ持たれつの関係なんです。だから、月末のノルマが苦しいと人から伝え聞いたら、黙って店に飲みに行き、ボトルを入れる。そういう飲み方をすれば、店も最高の時間を提供してくれると思うんです。カネにモノをいわせられる世界だからこそ、カネにモノをいわせないカッコよさがある」

【後編】に続く⇒

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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