東京五輪のエンブレム決定で不安になる2020年、その後の日本【コラム二スト木村和久】
つまり、これはオリンピックのエンブレムではない。まずもってスポーツの祭典としての躍動感がない。逆張りで単色にしたと思うけど、基本的には多種多様の民族と、躍動感を現すために、カラフルな色彩にするのがお約束じゃん。こんなの小学生でも分かる。確かに過去のオリンピックのエンブレムを見ると、皆似たよったりで、凡庸になる恐れがある。リオのオリンピックのエンブレムも、一時は盗作騒ぎがあったが、今は沈静化している。今回最終ノミネート入った「人の輪」も、リオのオリンピックエンブレムと似てなくもないし。そこらへんは仕方ない。べたべたなダサい、原色使いまくりで、心躍るオリンピックエンブレムで良かったんですよ。
まあ決まったものはしょうがない。このまま、葬式エンブレムで突っ走るしかないか。でもなんか勝ちに行くムードじゃないのが辛いですな。安倍さんは日本経済、GDP600兆円目指すなんて、ぶち上げているが、ピンと来ません。あのエンブレムを見ると、日本は東京オリンピックが最後の打ち上げ花火で、あとは崩壊して、お通夜のように、ひっそりと中国の顔色を伺いながら、隠遁生活を送るような気がしてならない。
1964年の東京オリンピックエンブレムは、秀吉の陣羽織からイメージした、日の出ずる国の高度経済成長を象徴する作品であって、時代背景に見事シンクロしていた。そう考えると、2020年の政治・経済状況はどんより曇り空の落日ムードであり、それを見事に予言しているのかもしれない。
オリンピックのエンブレムのイメージって大事ですよ。ほんと2020年の世界観はどうなるんだろうか。あのエンブレムからイメージする曲は、タイタニック号の楽団員が沈没直前に演奏した讃美歌「主よ、御許に近づかん」が流れそうで怖いですわ。なんとかこの終末思想を断ち切りたい。
ここはひとつ景気のいい歌でも歌いますか。「東京オリンピック音頭」の三波春夫さん亡き後、オリンピックをしょって立つのは、この人しかいません。水前寺清子さんに、熊本の復興も兼ねて「365歩のマーチ」を歌ってもらいますかね。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

木村和久
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』 1
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