お金

ロックアップってなぁに?――連続投資小説「おかねのかみさま」

みなさまこんにゃちは大川です。 『おかねのかみさま』35回めです。 のちほど六本木SLOW PLAYに行こうか迷ってます。 ※⇒前回「チャーハン」 〈登場人物紹介〉 健太(健) 平凡な大学生。神様に師事しながら世界の仕組みを学んでいる 神様(神) お金の世界の法則と矛盾に精通。B級グルメへの造詣も深い 死神(死) 浮き沈みの激しくなった人間のそばに現れる。謙虚かつ無邪気 美琴(美) 普通の幸せに憧れるAラン女子大生。死神の出現に不安を募らせる 美熟女(熟) 美琴が働く銀座の高級クラブ「サーティンスフロア」のママ 東宮(東) 「サーティンスフロア」の常連。不動産会社の社長 綾(綾) 美琴の大学の同級生。「サーティンスフロア」に共に働き始める 杉ちゃん(杉) ITベンチャー社長。ヒットアプリ「アリファン」を運営 〈第35回 ヤメちゃえば?〉 ――銀座 サーティンスフロア 「東宮さんって、どんな本読むんですか?」 「んーまぁ、最近は山崎種二さんの本かな。百戦百勝って本。ほんとにおもしろかった」 「どんな本?」 「ひとことでは言いにくいんだけどねー。なにしろチャーハンがおいしそうな本でした。読んでみるといいよ。お金の勉強にもなるし」 「お金の本なんだ!むずかしそー」 「ぜんぜん。戦前から戦後のお話が一貫して書いてあるからとても勉強になりますよ。いつの時代もおもしろいことってあったんだなーって思ったし、綾ちゃんもスラスラ読めると思います」 「えーじゃあ今度貸して♡」 「本は自分で買わなきゃだめです。もらった本は読みませんから」 「そうねぇ。お客さんから自伝もらっても都合のいいことしか書いてないから疲れちゃうのよね」 「それは内容にも問題ありますね」 — 「イラッシャイマセ!!!」 「こんばんわー」 「!!!」 「!!!!!?」 「いらっしゃいませ♡おひとり?」 「えぇ!すいませんなんか!僕銀座はじめてなんですけど!知人からこちらのお店はとても居心地がいいって聞いたもんですから!」 「…」 「あら、ありがとうございます♡どなたのご紹介かしら?」 「えっと、綾ちゃんって言う子なんですけど、あっ!あそこの!あの子に聞いて来ました!あやちゃーーーーーん!!!」 「…」 「知り合い?」 「え、えぇ。まぁ…」 「げんきな青年だねー。なにしてるひと?」 「なんか…、最近はアリンコファンタジーっていうゲームが大ヒットして…今度上場するって言ってました…。」 「へーーすごいじゃない。こっち呼んであげたら?」 「え!!!」 「いいですよそんな!もう結構飲んでるみたいだし!!!」 「いいじゃない。彼も綾ちゃんに会いに来たんだろうし、僕も違う業界の人の話聞く機会ないからね。ボーイさん、ちょっと聞いてみてくれる?」 「カシコマリマシタ」 スタスタスタスタスタスタ… 「ゴニョゴニョ…」 「いーんすか。ぼく、遠慮しませんよ、こういうとき。ほんとにいーんすか」 「コクリ」 「じゃあ、席ご用意しますね♡」 「アザーッス!」 — 「すいませんなんか!こんばんは!杉ちゃんです!」 「こんばんは。東宮です。どうぞ、すわってください」 杉「失礼します!いやー、ほんとすいません先輩!なんか押しかけちゃったみたいで僕ちょっと酔っ払ってますけど、根はいいやつですから!」 「ウz…」 「キッ!」 「シツレイシマシタ」 「こちら東宮さん。マンションをたくさん売ってらっしゃる不動産関係の社長さんです。こちら杉浦さん、スマホのゲームを作ってて、今度上場するみたいです」 「よろしくお願いします!」 「こちらこそ。何飲まれますか?」 「ありがとうございます!ご一緒のものを!」 「わたし今日は飲んでないんで、なんか上場のお祝いにシャンパン入れますよ」 「!!!」 「!!!」 「!!!」
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「すごーーーーい♡」
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