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舛添辞任で見逃された都議会の大罪――追及なし、給与カットなし、退職金2200万円の幕引き

民意無視、過去に自殺者まで出した陰湿な「ムラ議会」を解体せよ

 今回の問題は都民だけの問題ではない。日本国民全体の問題である。  都民の各家庭には、都税の振り込み用紙が届いていることだと思う。固定資産税、都市計画税、自動車税などだ。  また、東京都内の事業所のある企業団体は、法人都民税や法人事業税など東京都に税金を支払っている。大体の企業は都内に本社を置いているだろうから、日本国民の多くは間接的、直接的に東京都に税金を納めていることになるのだ。  だからこそ、私たちが働いて納めた税金が、いい加減に使われてきた現状を許してはならない。  世界最大級の都市である東京都の議会が、民意からかけ離れた「ムラ議会」であっていいはずがない。過去には都議会自民党内部から自殺者まで出したことのある、この陰湿な「ムラ議会」を解体し、刷新しなければならない。  筆者はいずれ、議員の批評を実名入りで明らかにしたいと思う。 【野田数(のだかずさ)】 教育評論家。東京都出身。早稲田大学教育学部卒業後、東京書籍に入社するが、歴史教科書のあり方に疑問を持ち、政治の道へ。東京都議会議員時代に石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏と連携し、朝鮮学校補助金削減、反日的な都立高校歴史必修教材の是正を実現し、尖閣購入問題などで活躍。その後、多様な経験を活かし、ビジネス誌や論壇誌で本質を突いた社会批評を展開している。
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