更新日:2017年11月27日 21:12
カーライフ

レクサス対レンジローバー、極悪燃費キングはどっちだ? 【ヘビー級SUV対決】

 ルートは、東京湾を一周する約100㎞。高速7割・一般道3割で、プリウスならリッター30㎞は出そうな条件のいいコースです。そこを、追い越し車線の流れに乗ってフツーに走ってみました。
レクサスLX対レンジローバー。極悪燃費キングはどっちなのか?

車重は、レクサスLX570は2720㎏、レンジローバー・オートバイオグラフィは2550㎏、フェラーリ458イタリアは1380㎏。フェラーリやランボルギーニなどの軽くて超絶速いクルマの燃費の悪さは意味不明。ガソリンは異次元に消えていると思うしかありません

 レクサスLXのベースはランドクルーザー200。ランクルは砂漠の帝王として世界に君臨するマシンであり、絶対の信頼性を誇りますが、ラダーフレームすなわちトラック同様のボディ構造で快適性は低い。エアサス装備でなんとか乗り心地をマトモにしているが、高速道路ではハンドルがフラフラして怖いです。エンジンはバカデカいが低速トルクがそれほどなく、ボディがウルトラ重いこともあって加速がけっこうカッタルイ。トラックシャーシなので速すぎるともっと怖くなるからこれくらいが限界でしょうが、ほかの超高級SUVが超快適・超快速なのに比べると完全に化石です。  レクサスLXからレンジローバーに乗り換えると、古民家から宮殿に越した気分。乗り心地抜群で夢のようにパワフルで何もかもが別世界。レクサスLXの強みはランクルが築いた信頼性のみだ。つまり砂漠で乗るならLXだけど、先進国で乗るならどう考えてもレンジローバーがステキってこと。
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問題の燃費は?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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