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1か月で8人の強姦殺人を繰り返した「大久保清」という男【大量殺人事件の系譜】

鬼畜・大久保清とはどんな男だったのか

 大久保が逮捕されたのは5月14日だった。ある被害者の兄が、不審者の車のナンバーを記憶していたことがきっかけだった。大久保は当初、次のように強姦については認めていたが、殺人については話さなかった。 「毎日一人ずつやっていたから、たくさんの被害届が出ているだろう。俺が考えてもこれは強姦になるなと思うのは8件ある。そのほかは和姦だが、警察では強姦と見るだろう」 「俺が声をかければ、10人のうち6、7人の女がついてきた」  逮捕容疑は当初、わいせつ目的誘拐や強姦致傷の罪だったが、取調べで大久保は素直に供述をすることはなかった。終日黙秘したり、嘘の供述をして、そのたびに捜査員を現場に走らせるなどして、てこずらせた。5月26日になってようやく、大久保は強姦殺人と死体遺棄を自供したのである。結局、強姦を繰り返した挙句、計8人を殺害したことが明らかになったのだ。  それまで経験したことのないような残忍な、犯罪史上最悪ともいわれる連続殺人事件。鬼畜・大久保清とはどんな男だったのか。雑貨店などを営む両親に、幼少期はもちろん、成人してからも「ボクちゃん」と呼ばれ、溺愛されていた。定時制高校を中退し東京で就職したが、17歳のときに銭湯の女湯を覗き、翌年には万引きで、ともに逮捕された。20歳になると最初の強姦事件を起こし、執行猶予つきの有罪判決を受け、半年後の強姦未遂で3年間服役することになった。
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「俺には人間の血は流れていない」
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