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「紅音ほたる急逝」から真剣に考える、AV女優はなぜ短命なケースが多いのか?【ライター・山田ゴメスが考察】

●AV女優はハードな肉体労働ゆえ、単純に身体を壊しやすい?  生殖器系に影響を及ぼしやすい仕事というのはもちろんのこと、重度なストレスによるアルコールなどの過剰摂取なども「身体を壊しやすい」間接的な原因となっている、のではなかろうか? ●引退後もついて回る「AV女優」という肩書きからくる精神的な不安定さ 「AVで売れれば売れるほど、引退してもその過去と決別しづらくなる」という皮肉なジレンマが“一人の女性”のメンタルに与える負担は、我々の想像を絶するもの、なのではなかろうか? ●分不相応な短期的高収入による「規則正しい生活」の崩壊  当たり前だが、AV女優として成功を収めると、普通のOLでは逆立ちしても稼げない額の収入を得ることができる。そういった分不相応な大金が、本来の“ささやかだが健康的な日常生活”のリズムを大幅に狂わせてしまう、のではなかろうか? ●お金やカラダ目当てにヤバい人たちが寄ってくる?  紅音ほたるさんのようにキチンとした伴侶的な男性に守ってもらえるケースは別として、「性を売りに大金を稼ぐ女性」にはヤバい人種が寄りつきやすい事実は、残念なながら否定できない、のではなかろうか? ●AV女優ならではの「孤独さ」がアダとなる?  僕はじつのところ、これが一番の大きな原因なのでは、と思っている。女友だちの少なからずは、本人が「AV女優として名を馳せること」によって、確実に離れていく。家族から絶縁されてしまうことだってあり得なくない。そんな状況下で、独り部屋にいて、急な身体の変調を起こした場合、誰がそれに気付いてくれるのだろう……。AV女優の死因に「自然死」が殊のほか多い点からも、その“悲しい現実”が垣間見られる、のではなかろうか?  ある一時期を遮二無二突っ走り、ひとつの軌跡を我々男子たちに残してくれたAV女優……。彼女たちのそんな壮絶でエキセントリックかつ、ときには「性急」とも言える“激しい生き様”を、僕は心からリスペクトする。そして、そんな彼女たちが穏やかで充実した“長い余生”を過ごしてくださることを、やはり心から願っている。黙祷。 <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」https://nikkan-spa.jp/gomesu(PC版)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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