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被災地風俗嬢が沖縄に出稼ぎ

東日本大震災の被災地と沖縄――かけ離れた2つの地を結ぶ「風俗ルート」が大きな裏ビジネスになっているという。 「関西のヤクザが仕切ってるルートなんですが、震災直後、被災地周辺の看板クラスの風俗嬢に『寒くて長い東北の冬に耐えるより、沖縄に来てリゾート気分で働けばいい』と口説いて、沖縄のお持ち帰りOKのキャバクラで働かせていたグループがいた。被災地を中心に、東北では看板クラスでも悲惨な住環境で暮らすコが少なくないからね。冬の間だけでもってみんな喜ぶみたい」 そう語るのは東北のスカウトT氏だ。こうして、人気風俗嬢たちにリゾート気分を味合わせることで、報酬を安く抑えることができるという。しかし、この方法は別のカラクリがある。 「逆に夏になると、今度は沖縄にいる被災地の風俗嬢を関西や名古屋の風俗街に送り込み、代わりに各店の人気風俗嬢の看板クラスを被災地に送るということをしていた。『被災地支援キャンペーンで大阪のコが来ました!』なんて言って、東北で荒稼ぎしていました」 ◆毟り取られる被災地風俗嬢 被災地の風俗嬢を利用した巧妙なビジネスだが、ピンハネ率が高いにせよ、風俗嬢たちが望んで働いているなら問題はない。しかし、実は彼女たちから毟りとるカラクリがあるという。 「看板クラスだと、どこで働こうが、そこそこ稼ぎはいいからね。そこで、スカウトが手配をしてあげて、交通費や宿泊費を盛りまくって本人に請求しちゃう。移動の回数が多ければ、それだけで普通のスカウトバック以上に稼げる」 やはりここでも食い物になるのは被災者なのか……。 ― 闇で蠢く【違法ビジネス】の手口を暴く【5】 ―
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