広島マツダ工場で作られるイタ車「アバルト124スパイダー」はステキな“ハーフ車”
もうひとつメリットがあります。それは、どう見ても輸入車に見えること!
マツダ・ロードスターは死ぬほどいいクルマで、デザインも走りも何もかも世界最高級にステキだけど、逆立ちしても国産車だ。ところがアバルト124スパイダーは国産車なのに完全にガイジンに見える。まるでハーフ芸人!
運転した感じも、すべてが素直で清潔感満点なロードスターに対して、アバルト124スパイダーはロードスターよりパワフルなターボ付きエンジン。ボディもデカく、随所にイーカゲンな風情が滲み出ている。運転してどっちが楽しいかって言ったら断然ロードスターだけど、チャラチャラ華やかに見えるのは圧倒的にアバルト124スパイダーだ。
つまり、「あなたもこれを買って、ハーフ芸人になってみませんか!?」というご提案でした。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
【結論】
ハーフ芸人なアバルト124スパイダーですが、値段はマツダ・ロードスターより100万円くらいお高いです。「国産なのにフザケンナ!」と思うかもしれませんが、誰も国産車だとは思わないので許してあげてください
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ