更新日:2022年08月08日 03:26
カーライフ

広島マツダ工場で作られるイタ車「アバルト124スパイダー」はステキな“ハーフ車”

 イタリアの種馬一族が広島の可憐な妖精と出会い、見た目はガイシャなのに国産車の安心感を備えたステキなハーフ車が誕生しました。純粋でまっすぐ、仁義を重んじそうな広島男児(マツダ・ロードスター)にはないイーカゲンさを持ち合わせており、なかなか憎めません。そんなイタリアの心を持った広島男児がアバルト124スパイダーであります MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 高木博史=写真 Photographs by Takagi Hiroshi

自動車業界にもハーフ芸人現る? 広島生まれのイタリア車登場

 SPA!読者のボンクラ諸君こんちくわ! 突然だけど、ボンクラ諸君は左ハンドル車を運転したことがありますか?  あ、やっぱりない。左ハンドルどころか免許もない。彼女もない。貯金もない。ないないづくしのボンクラエリートですなあ、ワッハッハ! 私は通常のエリートなので、左ハンドル車を持っています。自家用車3台中2台が左ハンドルです(どっちもイタリア車)。  よっぽど左ハンドルが好きなんだろうって思うでしょ?  好きじゃないです。だって不便だもん! 路駐すると運転席から乗り降りがしづらい。駐車券も取りづらい。右折レーンで対向車が見えづらい。いいことなんか何もない!  それでも左ハンドル車に乗るのは、欲しいクルマがたまたま左ハンドルしかなかったからで、日本で乗るなら右ハンドルがいいに決まってる。近年は輸入車でも大部分が右ハンドルだ。昔は「左ハンドル信仰」なんてのがあったけど、地上げ屋とともに消えました。めでたし、めでたし。 ⇒【写真】はコチラ(アバルト124スパイダー)
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1230159
次のページ right-delta
それでも消えないものがある。それは、輸入車の左ウィンカー
1
2
3
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

記事一覧へ
おすすめ記事