“二代目”レーザー・ラモン&ディーゼル出現――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第233回(1996年編)
8月のスーパーイベント“サマースラム”以後、WWEは9.22“イン・ユア・ハウス10/マインド・ゲームス”フィラデルフィア、10.22“イン・ユア・ハウス11/ベアリード・アライブ”インディアナポリスとPPV2大会を開催した。
9.22PPV“イン・ユア・ハウス10”のメインイベントにはWWE世界ヘビー級王者ショーン・マイケルズにマンカインド(ミック・フォーリー)が挑戦した同タイトルマッチがラインナップされ、この試合の終盤にアンダーテイカーが乱入。10.22PPV“イン・ユア・ハウス11”のメインイベントではアンダーテイカーとマンカインドによる史上初の“生き埋めマッチ”が実現し、売り出し中のマンカインドがアンダーテイカーを墓穴に放りこんで“埋葬”に成功した。
ショーンは10.22PPV“イン・ユア・ハウス11”では試合には出場せず、ゲスト・コメンテーターとしてベイダー対サイコ・セッドの次期WWE世界王座挑戦者決定戦をリングサイドの実況ブースから解説した。
“レッスルマニア”や“サマースラム”といったスーパーイベントよりはワンランク下の“Bショー”とカテゴライズされる“イン・ユア・ハウス”ではショーンはあえて試合はおこなわず、スーツ姿で放送席に陣どることでチャンピオンとしてのステータスを“演出”してみせた。
WWE世界王座への挑戦権を獲得したのは、ベイダーからフォール勝ちをスコアしたセッドだった。次回PPV、11.17“サバイバー・シリーズ”マディソン・スクウェア・ガーデン大会では“ヒットマン”ブレット・ハートが約8カ月ぶりに戦列復帰を果たすことも併せて発表された。長期の“充電期間”を終えてカムバックしてくるブレットの狙いは“宿敵”ショーンとの再戦か、それとも――?(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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