逃げ恥ブームに新提言!「契約結婚」よりもまず「契約交際」を【コラムニスト木村和久】
恋愛ができない生活をすると、今度は結婚ができない状態になります。お見合いや紹介システムもありますが、頭でっかちでプライドと理想が高くなるから、話がまとまらない。結婚できないのを加速させているのは、以下の要因があげられます。
①経済的要因。非正規雇用の増加
契約社員や嘱託社員、アルバイトの非正規雇用が今や全体の半数に迫る時代です。非正規雇用者は年収も低下し、老後の保証も手厚くない。「将来に対する漠然たる不安」ゆえ、自分の生活で精一杯、「結婚なんて無理」と考えている人が多いのです。
②結婚情報誌などが煽り過ぎ
結婚情報誌とは、めでたく結婚する人々のガイド。でも所詮、勝ち組のイベントに見えてしまう。バブル以降、未だ見栄っ張りなセレモニーを引きずっている。結婚式・新婚旅行・新居の3点新婚セットの壁が越せない人が続出です。
③家族計画が進まない
夫は働き、妻は家庭に収まるのが未だ理想だと思っている。今のゆとり世代以降の人々は、両親がそうやって生活してたことが多い。ゆえに親の世代と比べて、自分が見劣りしてならない。たとえ結婚して共働きとなると、もはやそれが精一杯。子供を作って育児休暇がもらえる環境にない。というか、育児休暇がある会社に勤めている段階で勝ち組だから。子供はあえて作らない夫婦が多い。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ