更新日:2022年08月28日 09:34
エンタメ

フリーランスのグラドルが「過激なファンサービス」に走ってしまう心理【現役グラドル経営者・手束真知子】

過激なファンサービスが招くフリーランスグラドルのリスク

手束真知子 ただその一方で、過激になることでグラドル自身が首を絞めることになるリスクがあるんですよ。  リスクを承知のうえで過激なファンサービスをしているコはいいのですが、よくも悪くも深く考えずただファンのために……と過激なファンサービスをしてしまっている場合は抜け出せない苦悩を抱えることもあります。  例えば、神対応しすぎて辞め時がわからず疲れてしまうこと。  一度ファンの方に過度なサービスをしてしまったら毎回ずっとそのレベルのサービスをしなくてはいけなくなり、その対応を辞めるとファンが悲しんだり怒ったり拗ねたりする。 「他の人のところばかり行っていたよね」 「自分の話はつまらないからなんだろうな」 「僕が来ても来なくても君にとってはどうでもいいことなんだよね」 と言われてしまう。“神対応”をキープすることは本当に大変で、それが悩みになってしまうんですね。  また、メールにボディタッチにべったりトークをしているとアイドルなのにいつの間にか水商売の女のコみたいになってしまう。周りからも「水商売みたい」と言われて叩かれてしまい、頑張りたいという気持ちとは裏腹にマイナスな評判が流れて仕事が来なくなる負の連鎖に悩まされることも。  一方、ファンの人はなんでも意見を受け入れてくれるから要望がドンドン大きくなっていきます。「以前は聞いてくれたのに今回はダメなの?」という風にエスカレートする。だからこそ「本当はもう辞めたい」「もっと自由にしたい」という本音が言えない状況になってしまうんです。  ファンサービスが丁寧で手厚いグラドルたちも意外とそのサービスのあり方に悩みを抱えていて、後戻りすることもできずに悩んでいることも多いようです。  好きな女のコが優しくしてくれるのはとっても嬉しいことではありますが、彼女たちの優しさに甘えたり求めたりせずにいたいものですね。グラドル側の都合のように思うかもしれませんが、そんなファンの方がグラドルから愛されるんですよ。 【手束真知子(てづか・まちこ)】 ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(http://guradorubunkasai.net/)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが新名物として発売中。Twitterアカウント「@machi_pie」ブログ「手束真知子のウマくいく法則」(http://ameblo.jp/machi-pie/)。お店発のユニットのデビューCD「全力!フリーガール」も発売中!
ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(guradorubunkasai.net)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが名物として発売中。アイドルユニット「グラドル文化祭」のプロデュースもしている。グラビアDVD「待ちこがれて」「mature」。Twitterアカウント「@machi_pie」Instagramアカウント「@machikotezuka
1
2
3
おすすめ記事