羽生結弦は2連覇なるか? 平昌五輪の注目ポイントを東大卒女芸人が力説
特定の選手ではなく競技自体が好きだと強調する石井氏は、フィギュアスケートの魅力はスポーツでありながらアート、競技ゆえ、点数はついてしまうが順位だけが楽しみではないという。
「親戚でも知り合いでもない選手の演技に、なぜこんなに身悶えしたり、心を鷲摑みされるのか。選手の演技からは技術だけではなく、情熱や熱意を感じますし、長年見ていると何か人生レースのようなものも見えてくるんです。血の滲むような練習をしても、それが報われるかわからないなか、なぜ頑張れるのか。しかもフィギュアは他のスポーツと違って、ほんの数分間に、瞬きするのもためらわれるほどの緊張感が続くのがいいんです」
観衆の前で演じる点など、フィギュアスケーターと芸人は通じる部分も多く、彼女にとっては感情移入をしすぎる場面が多いとか。
「こんなこと言うとおこがましいのですが、フィギュアも芸人も結局は自分との戦いなのかなと思います。新しいネタ(プログラム)にチャレンジしたり、過去に戻ってみたりすることも、芸に通じる部分があります。尺だって、3~4分という演技時間と符号してくるんですよね(笑)」
最後にテレビで観る読者向けに観戦ポイントを聞いてみた。
「宮原選手の左右両回転のスピンを見てほしいと言ってもSPA!的にはつまらないですよね。男性ならカナダ代表のオズモンド選手を見てもらえたら楽しんでいただけるかもしれません。太ももからお尻にかけてがムチムチで、顔が小さい分、そのギャップが際立って見えると思いますよ(笑)」
【石井てる美氏】
’83年生まれ。東京大学工学部卒。同大学院終了後、’08年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。’09年から芸人に。「アイスクリスタルゴールドカード」所有者
取材・文/栗原正夫 写真/時事通信社
※1/30発売の『週刊SPA!』「ラクして観る[平昌五輪]こたつガイド」より
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