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マツコ・デラックスの番組出演で大失敗…「一発当てたい人」はなぜ上手くいかない?――歌舞伎町・10億円女社長

「一発当てたい」私の目を覚ました言葉

 そんなある日のこと。私は友達に「派手な記事を書きたい。どうしても一発当てたい」と相談しました。  すると、「そういう人は一発も当たらないんだよ」と言われた挙句、「人のために役に立つ記事なら一緒に考える。でも、炎上を目的とした記事は手伝えない」ときっぱり言われてしまいました。    何事にも信念を持って臨んでいる友達はすごいなと思いました。それに引き換え、私はこの10年間、テレビや本に関してなんの信念も持たず、単なる有名になるための活動を毎日繰り返していたことを改めて思い知らされました。  そこで、ようやく気づいたのです。私にできること。それは派手な水商売の話や恋愛話ではなく、失敗の多い人生だからこそ失敗から学んだことを一つずつお話していくことなのだと思いました。

積み重ねた人だけが毎回当てられる

 一発当てようと思うことは、豆腐のような土地に一生懸命お城を建てようと頑張るのと同じです。まずは固くて頑丈な土地を作ってからお城を建てないと、せっかく建てたお城が見事に崩れ去ってしまいます。  それでも、私のように強欲だと、ついつい一足跳びに成果がでることばかりを考えてしまいます。でも結局後に残るのは、小さいことでも今の状況でできることを着実にこなしていったことだけです。  その数が実績になるのです。実績をひとつずつ積み上げていくと、やがてそれが夢につながっていきます。  日々着実に実績を積み重ねていける人は、一発どころではなく毎回当てられるようになります。でも、一発当てたい人は、一発も当たらないのです。<文/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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