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アフターコロナの時代を生きるには?“歌舞伎町の女社長”が思うこと

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗経営する歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第62回は「アフターコロナ」がテーマです。
東京夜景・高層ビル群

※イメージです(以下同じ)

 ビル・ゲイツは、5年前からウィルスの恐ろしさについて何度も話していたそうですが、わたしは全然知りませんでした。  2020年1月に中国・武漢で新型コロナウィルスが確認され、「コウモリを食べた人が原因ではないか」と聞いたときには、まさか我が身にふりかかるとは夢にも思いませんでした。

コロナでキャバクラ経営者が思うこと

 2月にインフルエンザでアメリカの人が1万人死んだというニュースには若干やばいなと思いましたが、3月中旬に株価大暴落。そして3月末にはアメリカのニューヨークなどで都市封鎖(ロックダウン)が行われました。  3月末の金曜日に東京都知事の小池百合子さんが「三密をさけるために夜の行動を自粛してください」と会見し、4月に入って緊急事態宣言が発令されました。中旬になると、緊急事態宣言は全国に広がり、バーやナイトクラブは休業要請の対象となりました。  うちの店はキャバクラなので、緊急事態宣言が発令されると、店を営業することができなくなってしまいました。世の中、生きていると、本当に突然なにが起こるかわからないものですよね。  キャバクラを経営していると、「コロナで大丈夫なの?」とよく心配されるのですが、わたし自身はそんなに深刻にとらえてはいません。もちろん、緊急事態宣言も初めての出来事、3月から子供がずっと家にいるって事実も、全国のキャバクラが営業停止している事実も驚きです。

緊急時に特別な補償がなくても

お金 緊急事態宣言の解除後も「ワクチンができるまでは三密を避けてください」と言われていますが、パチンコと居酒屋と同じく、キャバクラにもどうしても行きたい人たちが一定数、存在するのでなくならないと思います。  世間では「夜の人の休業補償がない」「銀行は夜の商売にお金を貸さない」などとネガティブに言われていますが、短期間で回復できるのが水商売。キャバクラは初期投資も少なく、売掛金もなく、とにかく現金商売なので、資金繰りが改善するのもはやいです。  だから、緊急時に特別な補償がなくてもいいじゃないかと個人的には思っています。
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わたしは水商売しかできない
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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