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マツコ・デラックスの番組出演で大失敗…「一発当てたい人」はなぜ上手くいかない?――歌舞伎町・10億円女社長

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。

内野彩華

内野彩華ママ

 新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗経営する、年商10億円の歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第13回は「一発当てたい人は一発も当たらない」というお話です。

 今回は、わたしが強欲のために失敗したお話です。欲望が強いあまりに「一発当てる」ことばかりを考えて全く成果がでなかった経験と、今できることを着実にこなしていくうちに成果がでるようになった経験を紹介します。

一発当てるための努力に明け暮れていた日々


 学生時代、私が銀座のクラブでアルバイトをしていた頃のこと。バイト先のクラブのオーナーの口ぐせは「うちの店は売上が12億円あるんだよ」でした。1店舗で12億円、クラブの利益率はだいたい20%なので、ざっと見繕ったとしてもオーナーの給料は2億4000万円。

「いずれは自分のお店を持ちたい!」と思っていた私は、素直にスゴいと思う反面、銀行からお金を借りる能力も実績もなく、お店を出すにはなにか一発ラッキーなことが起こらないかな、といつも考えていました。

 例えば「クラブのオーナーが私の彼氏になって店を譲ってくれるとか」「私のお客さんがパトロンになってくれて突然お店を開けるとか」。そういう一発ラッキーが起これば、店を持てると本気で思っていました。

 働いている店のオーナーにこびを売ったり、太いお客さんが私を指名してくれるようにがんばってみたりと、日々一発当てるための努力に明け暮れていたのです。

退路を立って独立の準備をした就職後


 お客さんの中には「1億円くらい出すよ」とパトロンになってくれそうな人もいましたが、話を進めようとすると「ホテルに行こう」としか言わなくて、その都度、いいようのないイライラに襲われたのを覚えています。

 結局、うまくいった話は一つもありませんでした。

 その後、就職して昼間の仕事に就いた私でしたが、学生時代とくらべて給料は大幅減。出費と給料のバランスが追いつかず、「会社を辞めてやる」と決めたときには、水商売時代に出会った夜と昼の仕事を何度も繰り返して結局どっちもモノにならない先輩方のようには絶対になりたくないというプライドだけが唯一の支えでした。

 小さいお店でもいいから、自分で経営するお店を開こう。これで失敗したらもう後がないと退路を立って独立の準備をしました。

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「1年後にキャバクラをつくるから来てほしい」

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