仕事

調子いい人は信用できない。歌舞伎町のキャバ嬢が転落するまで

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗経営する歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。
内野彩華

内野彩華さん

 本連載をまとめた新刊『成り上がる女の法則』も出ましたが、引き続き更新していきます。第60回は「調子のいい人」がテーマです。

初対面の相手を信頼できるか

 今回は、調子のいいことばかり言って相手をその気にさせ、断りきれなくなって家に泊めてしまった結果、店に居づらくなって突然消えてしまった女の子のお話をします。  そもそも、わたしは小さい頃に、初対面で調子のいい人、愛想のいい人、よくしゃべる人は絶対に信用するなと両親から教わりました。  キャバクラには、口説きたい男の人たちがたくさん来ます。そして、意外とイケイケモードのお客様ではなく、大人しく振舞われているお客様のほうが、2人っきりになったときに「狼モード」になる率が高いです。  その見極めは意外と難しく、わたしのお店「アップス」を立ち上げたばかりの頃は、女の子たちに「あのお客様は絶対口説かなくて安全だから」と快く送り出したのに後日、「タクシーのなかで抱きつかれて、1人で降りました」と報告を受けることもありました。

キャバクラのお客様は人それぞれ

キャバ嬢 キャバクラ

※画像はイメージです(以下同じ)

 別の日には、女の子がホテルのトイレから泣きながら電話をかけてきて、わたしが「この電話をつないだままお客様に帰る意思を伝えて。それからフロントに電話して帰りなさい」と指示を出し、女の子を迎えに行ったこともありました。  要は、ママのわたしからは(そもそもわたしを口説くつもりがないので)安全に見えたけど、お客様は女の子たちを「いけそうだ」と判断し、狼モードになるわけです。つくづく人は見かけによらないものです。  それからのわたしはトラブル回避のため、お客様に「送ってもらって」と頼むことはなく、タクシー代をもらうか、お店の送りで帰るか、お客様に送ってもらうかを、女の子各自の判断に任せるようになります。  ただ、お客様のなかには、キャバ嬢自体を風俗嬢のように思っている方もいて、そういうお客様には何を言っても無駄なので「アフターには行かないで」と、女の子に伝えています。
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UFOキャッチャーで取れたぬいぐるみ
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