平昌から学ぶ東京オリンピック開会式[コラムニスト木村和久]
①開会式は絶対夜がいい
最近のオリンピックの開会式は、演出が奇麗に見える夜が好まれます。夜だとスクリーン映像、LED照明が有効に使えるし、花火も効果的だし、何かと都合がいいのです。
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
2020年の東京オリンピックも、今のところ、夜8時開会式らしいので安心しました。そうなると新国立競技場の、IT化がどれだけ進んでいるかが気がかりです。最低でもトラック内と観客席のスクリーン化、空間のVR映像化は必須ですよね。
②聖火台と聖火点灯
1964年の東京オリンピックの聖火台は川口の鋳物工場で作られました。町工場の鋳物職人が損得抜きでこしらえたもので、一応、波目模様は太平洋とか、意味はあるようです。けどピョンチャンの壺には恐れ入りました。壺は韓国の文化の象徴ですから。あれで正解だと思います。と考えると、日本文化で聖火台にふさわしいものは何でしょうか。そして点火方法も凝らないと。
スーパーマリオはリオで使ったから、ゴジラが火を吹くとか?凄く大胆なことを期待していますよ。
③聖火ランナー
ピョンチャンの最終聖火ランナーは、キム・ヨナ選手でしたが、東京オリンピックの聖火ランナーは誰か?世界的に有名なアスリートってことで、イチローや内村航平、吉田沙保理などの名前が挙がってますが、どうでしょうか。必ずアスリートかも含めて、考えるべきかなと。
例えばイチロー選手を出したら、隣に佳子さまがいて2人で聖火に灯すとかね。女王キム・ヨナに勝つには、本物のプリンセス登場しかない。そう思えてなりません。
④東京都と国の連携
小池都知事の勢いが失速気味で、東京オリンピックの音頭を、誰がとるかが気がかりです。すでにエンブレムと新国立競技場で、ミソがついていますから、今後もいろいろあると思います。
ちなみにピョンチャンのエンブレムは、「ピョンチャンのハングル表記を形状化したもの」なそうです。五大陸を現わす5色を使って、シンプルに表現されて、座りとしては文句がないです。オリンピックは5色で何を表すのが、お約束のようですが、日本は紺一色だし。もう遅いですが、違和感ありまくりです。
今後、当り前のことが当り前にできなくては、オリンピックも成功しません。ここは是非、安倍首相に音頭を取ってもらって、東京オリンピックを、日本のオリンピックとして、大々的にやってもらわないと。切に願っています。
■木村和久(きむらかずひさ)■
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