更新日:2018年04月27日 16:15
お金

「軽自動車より中古ゼロクラウン」が経済的に賢い選択だと考える現実的な理由

 では、どんな個体を選ぶべきなでしょうか?  ゼロクラウンには2.5リッター、3リッター、3.5リッターがありますが、前期後期を問わず3リッターがオススメです。理由はパワフルなのに燃費が良く、装備も充実しているからです。特に3リッター以上のグレードだとカーテンエアバッグが標準装備で、安全性の面からも魅力的。また、ゼロクラウンにはニーエアバッグまで装備されており、いざというときに膝部分を保護してくれます。  スマートキーなど新しめの便利機能もしっかりついているため、最新のクルマとの装備差はほぼなく、50万円程度で買えるのがびっくりなクルマです。

ゼロクラウンのステアリングは細く大きい。当時の流行りとは逆のスタイルだが、これがとても心地よい握りやすさである

 気になる維持費はどうでしょうか?  3リッターゼロクラウンの良さは、走行性能が高いのに燃費がそこまで悪くないという点です。例えば、ゼロクラウンがリッター8kmとなる交通環境では、セルシオはリッター6km以下となることもあります。このような燃費の差や自動車税の違いにより、3リッターのゼロクラウンと4.3リッターのセルシオでは、年間維持費がざっと10万円は違うのです(1万km走行想定のガソリン代、自動車税、車検1年換算合計費用で比較)。同様の想定で軽自動車よりもゼロクラウンの年間維持費は10万円高いだけ。つまり、年間維持費を10万円余計に払うだけで、軽自動車からゼロクラウンに乗り換えられ、快適なクルマライフを送ることができるのです。  仮にゼロクラウンを50万円程度で買えた場合、軽自動車より年間維持費が10万円程度高くても、意外に高い中古軽自動車の価格を考えれば、元は十分、取れるのではないでしょうか。イマドキの賢いクルマの買い方の一つとして、中古ゼロクラウンという選択肢は十分ありなのです。 ※年間維持費は想定であり、正確性を保証するものではありません。必ずしも軽自動車とクラウンの維持費が10万円の差、セルシオとクラウンの差が10万円であるとは限りません。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

1
2
もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

おすすめ記事