スポーツ

ブーイングを覚悟していた! ノア・清宮海斗、大変貌の真相――小橋建太の青春おすそわけ#21<清宮海斗vol.1>

――ドロップキックを大事にしている理由は? 清宮:デビューする前に丸藤(正道)さんに練習を見ていただいてたんですけど、「いいドロップキックをしているから、大切にしたほうがいいよ」と言ってくださって。それから大事にするようになりました。 小橋:プロレスの代表的な技の一つだから、それを高めていくというのはすごくいいと思う。ドロップキックって、いろんなところで注目されるじゃない? ドロップキックと言えば、「あいつのほうがすごい」「いや、こいつのほうがすごい」ってファン同士が闘うくらいの存在になってほしいと思う。昔はそうだったんだよ。ファンのみんなが闘っていた。 清宮:いまはそういうのはあまりないですよね。 小橋:昔は緊張感があったんだよね。ファンも選手も。プロレス大賞の授賞式に行くと、他団体の選手同士は口も利かないもんね。会社の社員同士も口を利かない。無駄口を叩くんじゃねえっていう雰囲気。 清宮:いまは他団体の選手とも仲がいいと思います。 小橋:昔はファンのみんなも、「全日本のほうが上」「いや、新日本のほうがすごい」って闘ってたし、選手同士もそういう意識がないと言ったらウソになる。そういう緊張感があったから、ファンのみんなも熱くなれたんだと思う。清宮にはファンの思いを背負う選手になってほしいよ。ノアの中でもだれだれ派というのが昔はあったんだよ。三沢派、川田派、小橋派とか。田上派は……。 清宮:いたと思いますよ(笑)。 小橋:ファン同士が殺伐というか、そういった部分もこれから大事になってくるんじゃないかな。そのほうがプロレスを真剣に見てくれるから。そうは言っても、時代というのは読めないけどね。でもこのまま清宮がプロレスを邁進していけば、トップを取るだろうと思うよ。 ――丸藤選手も「清宮は3年以内にトップを取るだろう」とおっしゃっています。 小橋:“だろう”だよ。怪我でダメになるかもしれないし、女性問題でダメになるかもしれない。 清宮:それはないです(笑)。 小橋:俺は全日本で三冠チャンピオンになって、「これからは俺の時代だ」と思った矢先にノアを旗揚げすることになって。ノアに移籍したら今度は足の手術をして、その間に開幕戦で(秋山)準がバーンといっちゃった。旗揚げの年末に準に勝って、「よし、これからいくぞ」と思ったら、翌日から足が動かない。プロレスの神様に「お前はいらないんだ」と言われたのかなと思ったよ。 そのあと膝の手術をやって、復帰戦でまた靱帯を部分断裂して、そこからまた半年間休むわけ。「小橋は終わった」って言われて、苦しかった。けど、そこから復帰してチャンピオンになったんだよ。清宮もこれからそういうことがあるかもしれないけど、自分さえ諦めなかったらやっていけると思う。
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壁にぶつかったりしたことは?
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■「プロレスリング・ノア」大会スケジュール
4月29日(日) 17:30 新潟市体育館
5月4日 (祝/金) 18:00 東京・後楽園ホール
※その他の日程は www.noah.co.jp をご覧ください。

■小橋建太完全プロデュース興行第5弾 『FortuneDream5』
http://www.fortune-kk.com/pages/20180611.htm
【開催日】2018年6月11日(月)
【開場時間】17時30分
【開始時間】18時30分
【会場】東京・後楽園ホール

■高山善廣選手応援「TAKAYAMANIA」の募金は小橋建太・FortuneKKでも受け付けております。
500円から募金を受け付けております。皆様からお寄せいただいたお気持ちは小橋建太が責任を持って全額高山選手にお渡しいたします。
https://tsuku2.jp/ec/viewDetail.php?itemCd=06950341210790
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