更新日:2022年12月17日 23:25
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ストレスが少ない都道府県は? 3位が佐賀、2位が静岡、1位は…

 満員電車に揺られる毎日。会社では無能な上司から「無能」呼ばわり。家では癒されるどころか、ストレスは溜まる一方……という人も少なくないのでは。そんななか、4月17日(火)に「ストレスオフ県ランキング2018」が発表された。要するに、もっともストレスが少ない県。見事、1位に輝いたのは愛媛県。昨年(2017年)に引き続き、2連覇となった。 ======= 1位 愛媛県 2位 静岡県 3位 佐賀県 4位 島根県 5位 長崎県 6位 熊本県 7位 岡山県 8位 滋賀県 9位 鳥取県 10位 青森県 ======= ストレスオフ県 ランキングは、株式会社メディプラスと関連会社のメディプラス研究所が全国の20~69歳の女性7万人を対象に「ココロの体力測定(ストレス指数チェック)」を実施し、その分析結果に基づいて作成されているという。今回のデータは女性を対象にしたものではあるが、ストレスオフなライフスタイルをはじめ、男性にとっても参考にすべき点があるのではないか?
ストレスオフ県

眞鍋かをりは愛媛県出身

愛媛県が2年連続でストレスオフ県1位に

 記者発表会には、ゲストとして愛媛県出身の眞鍋かをり、茨城県在住の鈴木奈々が登壇。ランキングの発表にあたり、代表取締役社長の恒吉明美、ストレス社会で注目されている脳内物質の“セロトニン”研究の第一人者で、東邦大学名誉教授・医学博士/メディプラス研究所 オフラボ顧問の有田秀穂がストレスオフのポイントを説明。 佐賀県 ・睡眠時間が長い ・デジタルストレスが少ない 静岡県 ・温泉や湯船で身体を温める ・運動習慣 ・睡眠環境 愛媛県 ・光との付き合い方が理想的(太陽・部屋の照明・ブルーライト) ・サイクリング、朝活などリズム運動の習慣がある ・ガーデニングなどで自然と日常的に接している ストレスオフ県「2017年に続き、瀬戸内海の温暖な地域性が注目される結果となりました。サイクリングをはじめとする愛媛ならではの運動習慣、今年はガーデニングなどアウトドアの趣味が盛んで、太陽光を浴びる環境があること、デジタルストレスの大きな要因のひとつであるブルーライトを避ける傾向が見られました。愛媛女性のこの2つの“光”意識の高さは、現代においてストレスオフに重要なセロトニンやメラトニンを良いバランスに導く重要なポイントです。グルーミング(人と人のふれあい・おしゃべりなど)を含むセロトニン活性の三大要素内の『リズム運動』『太陽を浴びる』を日常的に実施できる愛媛県は、理想的なセロトニン県といえるのではないでしょうか」(有田秀穂)
ストレスオフ

地元・茨城県が上位に入ることを願う鈴木奈々。しかし37位だった

 さて、満員電車や長時間に及ぶ残業など、ストレスフルなイメージのある東京はどうだったのか。結果は24位。眞鍋と鈴木が「ビミョー!」と声を揃えた。 「東京は、コンビニなど食べるところの利便性がいいぶん、逆に食生活が乱れがち。コミュニティがあるので、人間関係に疲れてしまったり、社会とのつながりがストレスになることもあります。通勤が長く、人と人のケアに時間を使ってしまい睡眠も少なくなりがち」(恒吉明美) 「携帯電話やスマホが発達して、下手すると昼夜逆転にもなりがち。社会として夜も明るく、活動できるようになっており、あまり良い睡眠がとれないので」(有田秀穂) ======= 11位 鹿児島県 12位 広島県 13位 山口県 14位 徳島県 15位 香川県 16位 大分県 17位 和歌山県 18位 兵庫県 19位 京都府 20位 宮崎県 21位 群馬県 22位 新潟県 23位 福岡県 24位 東京都 25位 愛知県 26位 山形県 27位 三重県 28位 石川県 29位 高知県 30位 大阪府 31位 宮城県 32位 奈良県 33位 山梨県 34位 福井県 35位 栃木県 36位 千葉県 37位 茨城県 38位 埼玉県 39位 富山県 40位 福島県 41位 神奈川県 42位 沖縄県 43位 岩手県 44位 北海道 45位 岐阜県 46位 長野県 47位 秋田県 =======  また、だれでも簡単にできるストレスオフの方法として「涙を流すこと」が効果的だという。1か月の間で2~3分だけでも意識的に涙を流すことで、ココロのデトックスをはかることができ、自律神経が整い、ストレスオフにつながるのだという。ステージ上では、泣けるエピソードの朗読や動画の視聴も行われ、眞鍋と鈴木が実践した。
ストレスオフ県

ステージ上で“涙活(意識的に涙を流すこと)”を実践

 今回は愛媛県が1位に輝いたが、特に都心部で働くサラリーマンにとって、ストレスオフに生きることは環境的に難しい部分もあるかもしれない。とはいえ、泣ける動画や映画を見る、定期的にジムで運動をする、寝る前はスマホをひかえるなど、できることから始めたいものだ。<取材・文・撮影/藤井敦年>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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