ダノンプレミアムに死角あり!? ダービーはゴーフォザサミットに注意
競馬界最大の祭典とも言われるダービーがいよいよ5月27日に東京府中競馬場で開催される。普段は馬券を買わないがダービーだけは……という方も多いだろう。今週もまたまた『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』の著者、競馬予想家・TARO氏にダービーの注目馬について聞いた。
先週のオークスは断然人気のアーモンドアイが完勝。見事2冠を達成しました。馬券的には2着のリリーノーブルがポイントだったですかね。僕はといえば、サトノワルキューレとの一騎打ち、割って入る穴馬はルーラーシップ産駒のパイオニアバイオ、という見解でしたが、別のルーラーシップ産駒(リリーノーブル)が来てしまいジ・エンド。この悔しさは、今週末のダービーで晴らしたいですね!
さて、日本ダービーといえば、競馬の祭典といわれるように、1年のなかで有馬記念とともに最も盛り上がるレース。お笑いでいえばM-1グランプリ、F1でいえばモナコグランプリ、小説でいえば芥川賞のようなものでしょうか。ダービーを当てれば、ほかのハズレはなかったことになる…とは言いませんが(笑)、それくらい盛り上がるレースということです。
そして、ダービーウィークともなれば、普段連絡をあまり取らない知人友人からも連絡が来たりします。久々に連絡が来て「お金貸して」と言われるとテンションはダダ下がりですが、「ダービーの予想教えて」と言われると、ちょっと嬉しくなったりするものです。
もっとも、本音を言えばその答えはこうです。
「ダービーくらい、好きな馬を買えばいい」
そう、ダービーはお祭りです。お祭りは盛り上がってこそ。確かに儲けることも大事ですが、競馬はギャンブルでもあり、またロマンでもあり娯楽でもあります。楽しく買って、それで勝った負けたを楽しんで熱くなってまた明日から頑張れればいいじゃないかと、本音を言えばそう思います。仮にも予想家を名乗るやつが何を言うかと思われるかもしれませんが、競馬で勝つために大事なことは、まずはカンタンに勝てないことを知ることです。戦いにおいて大事なことは、相手の戦力を知ること、これはどのスポーツにおいても同じです。
90%以上が負ける競馬という強敵と対峙するわけですから、これは平幕力士が横綱白鵬や絶好調の栃ノ心に挑むようなものです。そんな相手に、「絶対勝つ!」と意気込んでぶち当たったところで、良い結果が出るわけはありません。挑戦者のスピリットで、気楽に思い切って挑んだ方が良いんです。相手が強いと理解できていれば、立ち合いで変化することもできるし、押してもダメなら引いてみれば良いし、いろんな作戦も浮かんでくるというものでしょう。
まずは肩の力を抜いて、楽しむ気持ちを忘れずに買いましょう。逆説的ではありますが、そういう気持ちが結果として思わぬ勝利を呼び込むのです。
ダービーはお祭り
『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』 競馬関連の書籍としては異例の大ヒットとなった、競馬予想家・TAROの『回収率を上げる競馬脳の作り方』の第二弾。 |
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