スニーカー通勤OKでも、汚く見えないコツがある
それに合わせるシャツはごく普通のワイシャツでいいでしょう。半袖にするか、長袖にするか、いろいろ意見があるようですが、長袖の場合は袖をまくってもいいですし、暑い日は半袖でも構わないと思います。また素肌にワイシャツは、日本の仕事の場では好まれないようですので、それぞれふさわしいインナーを選択するといいでしょう。
ボトムは日本で言うところのスラックスです。ウールとビスコースや、ウールとリネンなど、紳士服に用いられる夏用の素材で作られた、同素材のジャケットを持ってくればスーツになるような、そんなスラックスを選びましょう。また、このルックではベルトはしていませんが、通常の仕事場ではベルトはしたほうがいいでしょう。特におしゃれに見せたい場合は靴と合わせて白いベルトもいいと思いますけれども、通常の仕事場でしたら、無難な黒い革のベルトでいいと思います。
仕事などのオフィシャルな場にカジュアルなアイテムで行く場合に気をつけたいのは、だらしなく見えないようにすること。白スニーカーを履く場合は、汚れてくたびれたスニーカーは履かないようにしましょう。また、アイロンがけしたワイシャツや、スラックスのセンタープレスなど、きちんと見えるポイントを押さえておくように。
そのほか気をつけなければいけないポイントは、仕事内容、仕事場、また立場や上限関係など、条件によって変わってきますし、それぞれの会社にそれぞれルールがあると思いますので、そのルールに従うようにしましょう。
スニーカーで通勤してもいいと言われて、いつものスニーカーで仕事場へ出かけていって、その場にそぐわず気まずい思いをしたり、恥をかいたりしないようにするためにはそれなりの注意が必要です。カジュアルでいいと言われれば言われるほど、気をつけるべきポイントはふえていきます。ちょっとだけ気をつけて、スニーカー通勤を楽しみましょう。
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に。新刊『お金をかけずにシックなおしゃれ 21世紀のチープシック』が発売中
スニーカーでもきちんと見えるポイントを押さえる
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