男をおしゃれに見せる「3色ルール」とは?
毎日のスタイルをいつも3色以内にするためには、ワードローブに揃える色を最初から限定しておくといいでしょう。一番簡単なのは最初から3色しか買わないと決めてしまうことですが、なかなかそこまでストイックになるのは難しいので、自分で管理できる範囲内で、買う色は4色まで、5色までと決めていくといいと思います。
またそのときに、このルックにあるように、自分はシャトルーズをアクセントにすると決めたらシャトルーズの小物を集めたり、シャトルーズが少しだけ入っているようなアイテムを揃えるようにするといいでしょう。
アクセントにする色は何も明度、彩度ともに高いビビッドな色である必要はありません。また、赤や黄色でも、明度や彩度が低いダークトーンの赤や黄色もありますから、赤や黄色など、派手と言われている色がだめだというわけでもありません。それは自分の好みや、手に入りやすい色、自分の生活にふさわしい色など、考慮して決めるといいでしょう。
色を揃えて買う場合、必ずしも全く同じ色、つまり明度、彩度とも全く一致した色である必要はありません。そもそも違うブランドで、明度、彩度とも全く同じネイビーならネイビーを、赤なら赤を買うことは不可能です。大体見て同じ感じの色を集めていけばいいでしょう。同様に、3色ルールを作る場合、同一の色の明度、彩度が少しずれてしまっても構いません。それは許容範囲内です。
コーディネート全体の色数が多ければ多いほどポップな雰囲気に、少ないほどシックやエレガントな雰囲気を作り出せます。また、行きすぎたカジュアルなスタイルも、3色ルールを徹底することによって、エレガントに見せることが可能です。
まだまだ日本には少ないエレガントなスタイルの男性。3色ルールを徹底して、シックでエレガントな男性を目指してみるのも一興かと思いますが、いかがでしょうか。
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に。新刊『お金をかけずにシックなおしゃれ 21世紀のチープシック』が発売中
アクセントの色はビビットでなくてよい
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