更新日:2018年09月12日 16:06
デジタル

ドライブレコーダーにあおり運転の映像が残ってない!? 激安SDカード利用者は要注意

ドラレコの生命線はSDカード!?

 国民生活センターが消費者へアンケートを取ったところ、6割の人がSDカードを交換したりフォーマットしたりせず、そのまま使っていたそう。さらに1割の人は、仕様に合っていないSDカードを使っている可能性があったという。  ドライブレコーダーで利用するSDカードを選ぶ際は、まずマニュアルに従うこと。純正ドラレコだと、同じく純正のSDカードしかサポートしていないこともある。フォーマットする際も、適当にPC上で行うと録画できなくなってしまうケースもある。  自分で購入する場合は、激安品に手を出さないようにしよう。無名ブランドなら、容量2GBのSDカードだと600円前後、32GBのSDHCメモリーカードだと900円前後から購入できるが、きちんとしたメーカーの製品を選ぶべき。もし余裕があるなら、TranscendやSandiskといったメーカーの高耐久SDカードがオススメだ。32GBの容量で、3000円前後で購入できる。

サンディスクの高耐久SDカードは、マイナス25~85℃の環境で動作し、耐衝撃性や防水性も備えている

 自分が悪くないのに事故に巻き込まれた場合、ドラレコの映像が決め手になることもある。そんなとき、せっかくドラレコを設置しているのに録画できておらず、あおってきた相手の言い分が少しでも通ってしまうのはとても悔しい。ぜひ、普段からきちんと録画できていることを確認してほしい。  また、何年か利用したら、SDカードを交換することも検討しよう。使用環境や使い方によって寿命は大きく異なるものの、ドラレコは夏には50℃を超えてしまう車内に設置し、エンドレスに動画を録画し続けているのだから、スマホやPCで使っているときと比べれば、ずいぶん酷使されている。SDカードは消耗品と考え、数年に1度でも新品に置き換えたいところだ。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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