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原因は志村どうぶつ園!? 最近クラウドファンディングの検索数が増えていた理由

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第7回~


 世間の注目話題を把握するため、常にホットキーワードをチェックしているのだが、最近「クラウドファンディング」の検索数が増えていることがよくあった。国内では、2011年から登場しているサービスだが、どこまで認知度が高まっているのだろうか? そこで、今回はクラウドファンディングの解説と注目のプロジェクトを紹介してみたい。

知っている?クラウドファンディングの仕組み


 クラウドファンディングは、ネット上で資金調達を行う仕組みのことで「Crowd+Funding=CrowdFunding」という造語。不特定多数の人たちが、特定のプロジェクトに参加するための仕組みだ。広義の範囲は広く、株式やファンド、寄付、投資といったカテゴリーのクラウドファンディングも存在する。なかでも、個人が気軽に参加できるのが「購入型」だ。

プロジェクトの実行者がアイディアを掲載し、支援者が金銭で支援する。画面はMakuakeの紹介ページより

 購入型は、個人や組織がアイディアを掲載し、支援者がお金を支払うと、リターンがもらえるという仕組み。建前はこのリターンを買うというイメージだ。もちろん、リターンには「お礼のメール」といったものもあり、もともとは支援者はその名の通り応援するという意味合いが強かった。

 この世にない製品やサービス、作品を生み出すというアイディアに支援するので、完成しないといったリスクもあるからだ。事実過去にも資金調達が成功して大きな金額を得たのに、製品が完成しなかったということも多い。海外では、詐欺のような事例も報告されており、裁判も起きている。完全なショッピングサイトではないということは覚えておきたい。

 とはいえ、現在は尖ったアイディアや社会的意義のある活動が多数公開されており、実際にリターンをきちんと受け取れていることがほとんど。筆者も相当数のクラウドファンディングに参加しているが、完全に失敗したというケースはない。もちろん、想像よりもしょぼいものが来て「金額に見合わなかった」ということはある。しかし、先進のプロダクトをいち早く、しかも割引価格で購入できていることの方が多いので、利用を続けている。

5つあるクラウドファンディングの有名サービス


 クラウドファンディングを自前のサイトで行うことは難しいので、通常はクラウドファンディングプラットフォームサービスを利用する。有名どころは「CAMPFIRE」「Makuake」「Kibidango」「READYFOR」「Kickstarter」の5つだ。

日本最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」https://camp-fire.jp/

日本一の調達金額を更新し続ける「Makuake」https://www.makuake.com/

資金調達の成功率が高い「Kibidango」https://kibidango.com/

社会的意義のあるプロジェクトが多い「READYFOR」https://readyfor.jp/

いち早くアメリカで登場した老舗サービス「Kickstarter」https://www.kickstarter.com/

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検索数が増えたのは『志村どうぶつ園』が原因

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