デジタル

Appleが採用する最強のパスワード管理アプリ「1Password」を使ってみた

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第8回~


 先日、Appleが全従業員に「1Password」を提供するというニュースが出た。「1Password」はAgileBits社が開発しているパスワード管理アプリだ。Appleは「iCloudキーチェーン」というパスワード管理機能を提供しているのに、他社製ツールを導入するのはなぜか。それは、「1Password」が最強のパスワード管理アプリだから。

AgileBits社が開発しているパスワード管理アプリ「1Password」

 パスワード管理アプリというと、「Excelみたいなアプリにサービス名とアカウント情報を記載し、厳重に保管する」というイメージを持っている人もいるかもしれない。確かにその一面はあるが、一番のメリットは超面倒くさいパスワード管理の手間を極限まで削減してくれること。現在、Excelやメモ帳に記載して管理している人よりも、パスワード管理や活用の手間がかからないのだ。

メモ帳やExcelで管理していると簡単に漏洩してしまう

有料だけどパソコンでもスマホでも使える「1Password」


 本連載でも紹介した「Eight」や「Gmail」のように、生活に影響を与えるほど便利なアプリはいくつかあるが、「1Password」ももちろんその1つとなっている。先に言っておくと、「1Password」は有料サービスだ。価格は2.99ドル(400円)/月で、5人までの家族なら4.99ドル/月のファミリープランもある。チームで利用できるビジネス向けのプランも3.99ドル/月から用意されている。年払いならさらに安くなる。そして、この程度の金額とは比べものにならない利便性と安全性が得られるのだ。

 もちろん、マルチプラットフォームで展開されており、WindowsやMac、iOS、Android向けのアプリが用意されている。LinuxやChrome OSでも「1Password X」を利用することで、ChromeやChromeベースのブラウザにも対応する。OperaやGhost Browser、筆者愛用のVivaldiなどでも利用できるのだ。通常の拡張機能も公開されており、Chrome、Safari、Opera、Edge、Firefoxなどでも「1Password」を利用できる。そもそも、「1Password」にもブラウザ機能が搭載されており、ちょっと使う程度なら、これでことたりるのだ。

 「1Password」では大量のアカウント情報を管理でき、複雑なパスワードもすべてきちんと保存してくれるが、1つだけ覚えておかなければならないのが最初に設定するマスターパスワード。これを忘れると、アクセスできなくなるので注意すること。

プラットフォームやブラウザを選ばず利用できる

実際に「1Password」を使ってみた!


 では、実際に「1Password」を使ってみよう。ブラウザに拡張機能を入れ、利用するウェブサイトを開く。すると新しいアカウントでログインしたことを認識し、「ログインの保存」画面が表示される。サイト名を確認して登録すればいい。

Chromeに「1Password 拡張機能」をインストールする

ウェブサービスにログインする

自動的に登録画面が開くので、サイト名を確認して保存する



次のページ 
マスターパスワードを入力すればあとは自動

1
2




おすすめ記事