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一流の稼ぐ男は「お金に旅をさせる」――歌舞伎町10億円女社長の教え

 借金してまで人にお金を使う必要はないけど、無理しない程度に人にお金をかけておくと後々何倍にもなって返ってくる。  でも返ってくることを期待するのではなく、人のためにお金を使って、喜んでくれたら嬉しいなと思えることが、「人生を幸せにするコツ」と言っていました。

「おごった」お客様から助けられる

 それから私はお客様が、元気がなかったり、落ち込んだりしているときは、店が終わってから「今日は私のおごりだよ。どっか行こう!」と言って、ファミレスやラーメン屋、安いカラオケに行って、朝まで話したり、騒いだりして帰るようになりました。  はじめは気乗りしないからしぶしぶだったお客様も「気持ち」というのは案外、「持ちよう」だったりもして「気分転換になって嬉しかったよ。ありがとう」と喜んでくれました。  そのうち、お客様が元気になったとき、店に無理して上司を連れてきてくれたりして「俺はあんまりお金使えないから、いっぱいお金使える人を連れてきたよ! あやかちゃんの売上、売上!」なんて言いながら、私を助けてくれました。

お金を飛び回らせて人生の投資を!

 お金には、人を喜ばせたり、泣かせたり、感動させる力があります。  よく「タンス預金」という言葉がありますが、お金を冷たくて暗い木箱に眠らせて置くよりは、お金を元気に飛び回らせて、自分の未来への投資(勉強や経験のためにお金を使うこと)や、人が喜んでくれることのために使ったほうがいいと思います。  でも私が一番大切だと思うのは、できるだけ他人の世話にならずに自分の仕事を持って自立すること。  どんなに貧乏でも、自分のお金で飲み食いできて、人まで喜ばせることができる。これに勝る幸せは、ほかにないと思います。<TEXT/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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