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「できないこと」を受け入れると人生がうまくいくようになる――歌舞伎町10億円女社長の教え

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。  新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗経営する、年商10億円の歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第26回は「できないことを受け入れる」がテーマです。
失敗

※画像はイメージです(以下同じ)

 みなさんは、自分の欠点を知っていますか?  若い頃の私は自分の欠点を見つけては他の人と比べ、他の人の能力に嫉妬し、自分の能力のなさに打ちひしがれては毎回嫌な気分になっていました。  今回は、そんな私が「できないこと」を受け入れて「自分にあるもの」で勝負するようになった過程についてお話ししたいと思います。

銀座のクラブでは方言、安い服はNG?

 銀座のキャバクラで働きはじめたとき、店長は私の広島弁を嫌がりました。店長の持論は「銀座のクラブで方言をしゃべる女のコが多いと、田舎くさくなるので高い料金を取りづらくなる」というものでした。  同様に、女のコが安そうな洋服を着ていると、安キャバクラに思われるので、「なるべく高価な洋服を着てほしい」と言われました。  その店は、高級な女に見せる術として「煽り」を推奨していました。  例えば「どこどこの席でドンペリのゴールドをいただきました」という発言を会話に紛れこませ、「私は高級シャンパンを入れてもらえる高価な女です」という演出をするように言われました。

自分より他人がうらやましくなって

 私は方言のない東京出身の女のコがうらやましくて仕方ありませんでした。  新しい洋服を何着も新調するだけのお金がある女のコも、新しい洋服を優雅に着こなせる痩せた体型の女のコもうらやましくて。席でシャンパンを次々と開けられる高価な女のコもうらやましくてうらやましくて、劣等感で頭がパンパンにはちきれそうでした。  そのうち同時に自分にはないものが多すぎて、「ダメだ、ダメだ」と落ち込むようになりました。  そんなとき、常連のお客様が英語圏のお客様を接待する場面がありました。「英語を話せる女の子はいないか?」と聞かれた店長は、該当者がいないので困ってしまいました。
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困った店長からまさかのむちゃぶり…
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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